教えて掲示板の質問

「「好き」という感情がありません」に関する質問

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チノさん

私は30代の女性です。
今まで人を好きになったことがありません。
「人を好きになる」という気持ちが解らないのです。

人に対して好意を持つ。

誰もが持っているであろうその感情が私にはありません。

だからなのかこれから先、結婚も出産もする気はありません。
(特に子供は大嫌いなので)

また関係しているかもしれませんが「寂しい」という感情も
ありません。

なので「寂しがりや」という人の気持ち・行動が理解できません。

べつに異性が嫌いというわけではありません。
おそらく人間全般が嫌いなんだと思います。

普通なら10代もしくはそれ以下で感じる『この人が好き』とか
『寂しい』とかいう感情が欠落していることで、自分は発達障害
なのか?と考えるようになりました。

まわりの人達が恋愛・結婚・出産し、新しい環境になったことや
逆に別れた・会えないと聞かされてもピンと来ず『ふーん…』と
相手から見たら素っ気ない反応しかできないのです。

言葉として「おめでとう」「よかったね」など言うことはできますが
きっと感情がこもっていないと思います(自分では感情込めて
言っているつもりです)。

そのことを指摘されたことはありませんが、薄々気づかれている
かもしれません。


このような感情の欠落は人間嫌いと関係しているのでしょうか?

また感情は取り戻したほうがいいのでしょうか?
もし発達障害だとしたら、それは可能なのでしょうか?

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2012年5月24日 00時39分

教えて掲示板の回答

 はじめまして。『心のハマメリス』の阿部でございます。宜しくお願い致します。

 30代になられて、周りの女性の話題は、「恋愛、結婚、出産」というテーマが多くなってきたのですね。でも、ご自分の中にはない感情なので、違和感を感じていらっしゃるんですね。

 あなたに感情が育っていないのは、お小さい頃から、その感情を受け入れてくれる環境がなかったのだと思われます。
 
 平木典子様の著書によりますと、「赤ちゃんでさえ、自分の訴えを聞き入れてくれない親の態度や、禁止する親の言動に接して、やがて、素直な自己表現をしなくなります。

 感情表現を嫌う親に育てられた子供は、自分の内面に鈍感になりますし、ご自分の中で否認して、すっかり心の奥に抑圧して、それはないことにしてしまうこともあります。」と...。
 
 子供の頃は、親に依存しなければ生きていけませんし、あなたは、親に受け入れてもらうために、「好き」「寂しい」とかの感情をしまい込んで、やがて、その感情も成長とともに薄れ、忘れ去られてしまったのかもしれません。

 でも、今ここで、生き辛さがないのであれば、無理に焦ることはありません。小説を読んだり、日々の環境の中で、その感情がふと目覚める時がくるかもしれません。

 あなたが選択された、あなたなりの人生を歩んで行っていただけたらと思います。

 
 
 

 
 

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2012年6月1日 14時47分


お礼コメント

やはり諸先生方も仰られているように、私の幼少期のに問題があるのですね。
平木典子様の著書はとても理解できる解説(?)です。

この《違和感》が《生き辛さ》になっていかなければいいのですが。

回答ありがとうございました。

2012年6月1日 21時27分

近藤相談事務所と申します。

他の先生方がおっしゃられているように、病理的というほどのものは私も感じません。
でも感情のあり方についてお悩みなのは、とても伝わって参りました。

カウンセリングルーム優心の武澤先生がご記載のとおり、幼少時のご両親との関係が影響を及ぼしている可能性はあるように感じます。
カウンセリングは安心してお話が出来る環境で気持ちを深く辿っていきますので、有効なツールだとは思います。
かといって、気が重いともおっしゃられていますし、チノさんの気持ちを無視して強く勧めるものでもありません。
まずは再度ご自身でじっくりと振り返ってみて、変わっていきたい気持ちを確かめてみて下さい。

また、千嶋先生に対してですが、信頼感とは何か?というご質問が出ていたので私の見解も少し述べさせて下さい。
信頼が有る/無いと表現されるせいで、理想的すぎるというか、概念のみが一人歩きしている言葉の一つのように思われます。
ですが、実際の人間関係における信頼感とは、もっと具体的なことの積み重ねで、時間をかけて表れてくるものではないでしょうか。

色々と欠点が見える中でも、「この人は私に危害を加えない」、「この人は私に興味を持っているようだ」、「この人は私を楽しませようとしてくれている」、「この人は私のことについて他の人のことより優先してくれる」というような体験の積み重ね。
つまり、なにか信頼感という感情が先にあるのではなく、体験から無意識的に醸成されていく他人との距離感がイコール信頼感だと思うのです。
今チノさんを取り巻く人達に置き換えてみると、どのような印象を持たれるでしょうか?

また何なりと、ご返信頂ければと思います。

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2012年5月27日 17時19分


お礼コメント

以前に別件でカウンセリングを受けたことがあるのですが、納得のいく診察ではなく、当然結果も出なかったので通うのを止めたことがあります。
《安心して話が出来る環境》ではなかったので、またあのような感じだと思うと気が重くなったのです。

《信頼感》については先生のおっしゃる体験は実感として少ないです。
人間嫌いだからそうなのか、そうだから人間嫌いなのかわかりませんが…
上記のカウンセリング体験もこれに当たると思います。

丁寧な回答ありがとうこざいました。

2012年5月28日 21時04分

追加コメント

ご返信ありがとうございます。

カウンセリングは以前にも受けられたことがあって、その際の環境や内容が満足のいくものではなく、気が重いということだったのですね。
そのような印象になってしまったことは、同じ業の者として申し訳なく思います。
もし今後、また受けてみようという気持ちになられましたら、ご存知かもしれませんがカウンセリングにも様々な形態(カウンセリングルームへの来談型、訪問型、電話、メールetc)があり、またカウンセラーの人物や、正直申し上げて相性も影響しますので、問い合わせなどして様子を伺ってから、チノさんの相談しやすいところを選択していただければ幸いです。

信頼感についても、お返事ありがとうございます。
私が挙げた「」内のような実感は少ないなという感じなのですね。
逆に否定的な実感はあったりするのか、それともどちらも弱い感じなのでしょうか。
何れにせよ、現在のチノさんが、そういった実感の強弱や感覚について、そのままに開示出来る環境や、人間関係があって欲しいなと思うのです。
そして相手からの親身な伝え返しのやりとりの中で、感情の悩みについて良い方向が見えてくるはずと私は考えています。

掲示板の性質上、端的な返答しか出来ず申し訳ありません。

2012年5月30日 12時39分

新川公園前メンタルカウンセリング

登別市 新川公園前メンタルカウンセリング 心理カウンセラー千嶋のりえです。

ご相談ありがとうございます。

あなたの告白は、一見人嫌いを語るようですが、実は改善したいのではないでしょうか。

自分の感情に問題を感じることは、繊細な気持ちであり、あなたの愛情だと思うのです。

無感情の様で、実際は自分にも気付かない、人との心の交信を求めているのかも知れません。


あなたには、特別な病理要素は感じません。

人を好きになるには、信頼関係が重要です。
あなたは、信頼感を与える事や得る事に余り関心がないですか?

人との関わりは、例えば過去の経験にも左右されると思うのです。
裏切られた経験や、騙された事がある人は、どんどん疑心暗鬼になるでしょうし、失う恐怖を経験した人は、幸福感を次に来る恐怖の前触れの様に感じてしまい、全く安心できない、となってしまう傾向はあります。

あなたに何が潜んでいるかは、あなたにしか分らない事ですが、たとえ記憶に問題があっても、改善して行けることだと思います。

無理に好む必要もないですし、今の状態に満足であれば改善の必要もないと思うのですが、あなたの告白は変化を求めているように感じます。

子供が大嫌いでも、欠落とは言えないと思いますよ。


心理カウンセラー 千嶋のりえ

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2012年5月25日 18時25分


お礼コメント

まず病理的な要素がないということで安心しました。

この感情が気になったということは自分でも違和感があったのかもしれません。
《人を好きになるには信頼関係が重要》ならば《信頼感》とはなんですか?
関心の有無ではなくそれが『解らない』のです。

やはり私の『解らない感情』は他者からは『解らないことが解らない』のですね。

2012年5月26日 15時34分

カウンセリングルーム優心(㈲有心個別アカデミー内)

チノさんこんにちは。
カウンセリングルーム優心の武澤です。
宜しくお願い致します。

お話は理解致しました。

要するに感情がなにも感じられなくお悩みなのですね。

まず原因の1つは、幼少期両親から感情を抑えるように育てられてきた

可能性が高いと感じました。それを人前にさらすのは

「恥」だと教わってきているのかもしれません。

そうしたことから発達障害ではないと思います。

逆に発達障害だとすれば感情をストレートに出してきますから・・・・

人間自体がお嫌いとおっしゃっておりますが、自分もお嫌いではないですか?

解決するには、ご自身を好きになる努力が必要かと思います。

頑張った時は、ご自身を褒めてください。
そして、泣きたい時があったら泣いてください。
つまりご自身の感情に素直に受け止める訓練が必要だとも感じました。

少しお時間かかりますが、カウンセリングが有効かと思います。

ご検討していただき、一度行かれてみてください。

きっとご自身でも驚くような原因が潜んでる事と推察致します。

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2012年5月25日 17時00分


お礼コメント

武澤先生のおっしゃるとおりです。
私は幼少期感情をあらわにすると両親からバカにされました。
アニメを見て泣いたり、友達とはしゃいでいると嘲るような親でした。
それが悔しくもあり、恥ずかしくもあり「この人たちの前で感情を出すのはやめよう」と幼心に決心しました。
そして自分も嫌いです。『自分を好きになる』ということも理解できません。

やはりカウンセリングが必要なのですね。ちょっと気が重いです・・・

回答ありがとうございました。

2012年5月25日 22時04分

相談室リアルラブ

チノ様

感情の問題ですね。

「好きという感情がない」ということだけでしたら、案外多くの方がおっしゃる悩みです。特に30代以上の方は私どもの相談室にそのテーマで多く訪れます。でもチノさんの場合は10代ですから「過去の恋愛のトラウマ」ということではなさそうです。

「好き」とか、「さびしい」という感情がないということですね?
ただ、すべての感情がわからないのではなく、「嫌い」という感情はあるのですね?
「子供は大嫌い」なんですものね。人間全般も嫌いなのですね?これは大事なことです。

ということは、つまり最初からそういう感情に疎いというわけではないようですね。少なくとも発達障害ではないのではないでしょうか。

ちなみに性格タイプによっては、「好き」というだけではなく感情全体がどうもわかりにくいとか、人と近い関係を持つのは大変なストレスになるなどという方は少なからずいらっしゃいますよ。
そういう性格の方は一般に、女性でも黙々と何かを集めたり調べたり探求し続けたりすることが大好きで、ちょっと周囲からすると風変わりに見えることもあったりするけど別に異常でもなんでもない。ちょっとだけ一人になりたがる癖が人より強く、「感情」全般に不得意感があったりします。

性格タイプの問題かどうかは別として、幼少期の家族をあまり肯定的に体験してこなかったという可能性が少なからずありますね。感情に疎い方の場合、上記の質問をすると「え~家族ですか?まあ普通の関係です」などと、大きな問題がないとおっしゃる方も少なくないですが、「普通」と答える意識の下に無意識レベルでたくさんのネガティブな感情が抑圧されている可能性があります。


さて、感情はあまり感じなくても生活していけますが、人生をより楽しく愉快に過ごしていきたいなら、やはりたくさん感じるに越したことはありませんよね。

でもご安心ください。「嫌い」という感情を感じることができているのですから、まだ傷は浅いのです。大人になっても感じないままずっと長く生きていると、ネガティブな感情すら意味不明みたいになってしまいますから。(笑)

感情を取り戻すコツは、ネガティブな感情でも我慢せずに感じること。
実際、一人で行うのは難しいと感じることも少なくないです。
ですから、「感情」を取り戻すためには気の置けないくらいの「人間関係」ということになり、この二つは相関関係があるんですね。人間関係や男女関係は面倒かもしれませんが、やはり充実感と幸せをもたらしてくれます。

もし、改善したいと思いなかなか改善されなかったら、どうぞお声かけください。
スカイプカウンセリングもやってますので、カウンセリングと同時に感情を取り戻すワークなども行っていますよ。

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2012年5月25日 16時12分


お礼コメント

私は30代です。質問の最初に記載しています。
そして《ネガティブな感情すら意味不明みたいになって》いる大人です。
この回答は10代の子に向けてのものですか?

2012年5月25日 21時40分

追加コメント

チノ様

遅まきながら、年齢を間違えていたことを発見しました。
大変失礼いたしました。


さて「回答は10代の子対象のものですか?」というご質問ですが、
「いいえ」です。

お話の内容が「若いころの恋愛のトラウマ」というよりも、
ご両親やご兄弟との関係などの方が影響しているように感じ
10代かと思い込んでしまったのではないかと思いますが
内容は30代の方にも同じことをお伝えしています。

感情に対しては繰り返しになりますが、
ネガティブな感情を否定しないで感じていくこと。

一度きりの人生ですから
ぜひいろいろと試されるとよいかと思います。

2012年11月20日 15時18分

聖母治療院

チノさん、はじめまして。
漢方紫禁堂治療院の加藤と申します。

結論から申しますと、現在のチノさんが社会的に不利になったり、生活に支障が
出ていないようでしたら、そのまま・あるがままで良いと思います。

「好き」の反対は「嫌い」ではありません。

「好き」や「嫌い」の反対は「無関心」です。

人を好きになったり嫌いになったり、愛したり憎んだりするのにはエネルギーが
要ります。

電車で向かい側の座席に座っている見ず知らずの乗客に対して、「好き」「憎む」
などの感情は普通出ませんね。

チノさんは人間嫌いとおっしゃっていますが、人に関心がない・興味がないことが
無関心・無感情につながっているのではないでしょうか。

で、それは改善すべきものでもなく、「障害」でもないと思います。

チノさんご自身が現在の生活で、孤独感や寂しさ・他者に依存したいお気持ちが
なく過ごされていらっしゃるのでしたら問題はありません。

他者から「感情が欠落している」などと思われても、言葉で祝福したり相づちを
打てるチノさんです。

その上で、具体的に「好き」「嫌い」の感情が湧かず、対象となる人間が
存在しなくても、チノさんが生きやすければそれで良いのです。

さりとて、チノさんも生きている生身の人間ですので、対人以外の物に
喜怒哀楽を感じられたり、テレビを観て笑ったり、ニュースとして報道される
“現象”に憂いたりされることもあろうかと思います。

「人を好きになれない」ということを悩まれるよりも、「好きになる対象の人間が
いない」と、あっさりと思われて良いのではないでしょうか。

チノさんから能動的に好きになるばかりではなく、人から受動的に好かれることも
あるかもしれません。

私は今回のチノさんのお悩み・感情は、意外とチノさんの魅力ではないかとさえ
感じます。

他のカウンセラーの先生方の回答も併せて参照され、しっくりするアドバイスが
ありましたら、対話を深められるのもよろしいかと思います。


漢方紫禁堂治療院
http://shikindou.dcsv.jp

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2012年5月25日 15時46分


お礼コメント

感情が欠落していることで若干世知辛く感じていたのかもしれません。
《好きになる対象の人間が いない》その発想はありませんでした。
そう思うことで違和感がなくなればいいのですが。

回答ありがとうございました。

2012年5月26日 16時06分