教えて掲示板の質問
「認知行動療法とヒプノセラピーの有効性」に関する質問
- 受付終了
ジョンスさん
自責感や不安を解消するために認知行動療法とヒプノセラピーに関心を持っています。それぞれの治療法の有効な点とそうでない点を具体的に教えてください。
2012年2月27日 11時00分
教えて掲示板の回答
のりむら事務所
こんにちわ。
仙台市、のりむら事務所より〜村橋と申します。
私からはあくまで民間のカウンセリング、または保険適応外となるカウンセリングルームをご利用になる場合の注意点のようなものを補足させて頂きます。
簡単に
◆認知行動療法→そのもの自体に時間がかかるものであるという事。クライアント側にも、ある程度の忍耐力と持続力が必要。
(一朝一夕にはいかない。対応カウンセラーとの相性も大切に見極めた上で!そこからゆっくりと始めて行くべきとお勧めします)
(どちらかというとカウンセラーの経験値・スキル・信用重視)
◆ヒプノセラピー→どちらかというと一方通行になりがち。「騙された」という感覚や状況に陥りがち。あくまで「セラピー」であって、効果の感じ方に個人差がとても大きい。
(不安解消のひとつの気晴らしツールとして、気軽なきっかけとしての利用をお勧めします)
(どちらかというとカウンセラーの人間性・雰囲気・タイミング重視)
「○○療法」「○○セラピー」「○○ヒーリング」等、様々な名称が乱立していますが、あくまで名称の固定概念にとらわれず、まずは『ありのままの自分』をさらけ出せる相手(カウンセラー)との出会いを慎重に見極めてご判断下さい。
どちらも大切なのは相手です。
2012年3月11日 19時12分
こんにちは、ご相談ありがとうございます。
自責感や不安解消のための療法のご相談です。
認知行動療法は、偏った考え方を正したり、
別な見方、考え方から改善を図る療法です。
ヒプノセラピーは、催眠状態の中で潜在意識の
に潜む課題への気づきの促進を図ります。
前者はうつ病に有効であり、治療的な側面があります。
後者は特段の課題がなくても、意外な気づき
が得られる場合があります。
2012年3月9日 12時13分
はじめまして。心理セラピスト KENです。
まず、認知行動療法は、一言で言えば、体験→考え方→気分(自責感・不安など)という一連の流れの中の「考え方(のくせ)」に焦点をあてます。
同じような体験をしても、違う気分になるのは、考え方のくせが人によって違うから、という理屈です。
したがって、良い気分になるには、考え方のくせを練習によって、修正するという方法を認知行動療法では採用します。
昨日のたけしのテレビでもやっていましたが、パニック障害などの場合にコラム法といって、連続ドラマの録画に失敗してしまったとき、「なんて自分は馬鹿なんだろう」とか「前回まで観てきたのにもうだめだ」とか悲観的な考え方のくせを修正して、「再放送やDVDが出るまで待とう」といった、良いイメージ、前向きのイメージをもつように練習する方法が紹介されていましたね。
認知行動療法には、コラム法以外にもたくさんの具体的練習方法がありますので、デビッド・バーンズ博士執筆の「いやな気分よ、さようなら」などで自習したり、カウンセラーやセラピストに教官になってもらって覚えていく方法もあります。
一方、ヒプノセラピーは、催眠療法のことで、無意識として抑圧されているイメージを、クライアントを催眠状態にして、表出しやすくし、解放させることにより、神経症(自責感・不安など)を治していく方法です。
一人で、催眠状態(といっても意識ははっきりとしています)になるのはなかなか難しいので、セラピストに暗示をかけてもらい催眠状態になって、自由に連想していく方法が良いでしょう。
どちらの療法でも神経症に効果がありますが、認知行動療法の方がメジャーといえます。健康保険の適用も認知行動療法にはありますが(ただし、医師によるものに限ります)、ヒプノセラピーには保険の適用はありません。
また、自責感や不安がうつ症状から由来するものである場合には、ヒプノセラピーでは治療は難しいと思われますが、認知行動療法であればうつ病にも抗うつ薬と同程度の治療効果があるといわれています。
さらに、ヒプノセラピーでは、治癒効果がセラピストの腕次第というところもあります。催眠導入、自由連想の引き出し方など、相当個人差があると思います。
それに比べて、認知行動療法は、保険適用がされたこともあり、官民あげて治療者の養成を進めているところです。
翻訳ものでなく、日本の研究者によって書かれた本も徐々に書店にも並び始めています。
2012年3月7日 15時28分
ジョンスさん、こんにちは。
カウンセリングへいおんの中島です。
認知行動療法とは、行動療法と認知療法との総称のことです。
行動による学習と、感情にフォーカシングすることを併用していきます。
たとえば何らかのトラウマがある場合、それに類似した環境を提示し、隠され閉ざされていた感情を表に出すことでトラウマへの対処を行います。
一方のヒプノセラピーは催眠療法の一種です。
催眠に詳しく(日本にはその資格はありません)、クライエントをトランス状態に移行させ、無意識下に問いかけてさまざまな状況を引き出し、吐き出すことによってカタルシス効果を与えるというものです。
クライエントは半分睡眠にた状態で行われます。
どちらも無意識の中にアクセスする手法ですので、相当に訓練を詰まれたドクターもしくは有資格者でなければなりません。
認知行動療法では時によってクライエントは発作のような暴れ方をすることもありますし、ヒプノセラピーではトランス状態から復帰できにくくなる場合もあります。
参考になりましたでしょうか?
2012年3月7日 15時09分