教えて掲示板の質問
「父親との接し方について」に関する質問
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YMさん
父の家族に対する依存と、現実逃避があまりにひどく、これからどう接していくべきか真剣に悩んでおります。
家族構成は、祖母(父方)、父、母、私で、私は実家を出て一人暮らしをしています。父は自営業をしておりますが、ここ10年程は仕事らしい仕事もなく、ほぼ無収入の状態が続いております。
光熱費は祖母、その他生活費は年金と、働いている母が負担しておりますが、父はその環境に依存しきっており、悪びれる様子もなく、全く責任を感じておりません。仕事がないことを「仕方ない」と割り切っており、働く意欲もなく、部屋に鍵をかけて引きこもり、ただ毎日をやり過ごしている様子です。
祖母は異常なまでに過保護で、父の事を叱るどころか擁護し、立派な息子だと思い込んで疑いません。(父をこんな風にした大元の原因は祖母の育て方だと思っています)父にとっては、自分を認めてくれる祖母が唯一の味方で、口うるさく言う母(と私)は敵という認識です。
これまで幾度となく母と私で、父に生活態度や考え方を改めるよう訴えてきましたが、改善するどころか、年を取るほどに頑固さが増し、悪化しているように感じます。そんな事を繰り返しているうちに、精神的に追い詰めてしまったのか、数年前に一度、父が軽度のうつ病を発症してしまったことがありました。
その時は、嫌がる父を何とか説得し心療内科へ連れていき、薬を処方してもらい症状は治まりましたが、それからというものなるべく刺激を与えぬよう、腫れ物に触るように接してきました。しかし、どんな接し方をしようとも父の様子は変わらず、以前にも増して横柄になり、自分を棚に上げ、気に食わないことがあれば平気で文句を言うため、こちらもいい加減堪りかねています。
先日も、父と母の間で揉め事があったため、私が仲裁に入り、父と面と向かって話をしたのですが、発言、行動ともに、常軌を逸している部分があり、やはり何らかの精神疾患があるのでは?と不安に感じています。
その際、父が引きこもっている部屋に数年ぶりに入ったのですが、おびただしいほどのガラクタ(壊れた家具や、私が幼少のころ遊んでいた人形など)が収集されており、驚きを通り越して恐怖さえ感じてしまいました。。不安からくる現実逃避なのか、発言も行動も現実味がなく、不安で仕方ありません。特に、父の心の拠り所である祖母が他界し、母と二人きりになったとき、どう変化が訪れるのか想像するだけで恐ろしいです。
普段は怒りと憎しみでいっぱいですが、きっと父本人も辛い思いをしているんだろうと思うと可哀想で同情してしまいます。過去に見捨てようと思ったことも何度もありましたが、昔の優しくて大好きだった父を思うと、涙が止まりません。私にとって父親は一人だけなのです。
父に精神疾患があるかどうかについては、本人は絶対に認めませんし、こちらも病名を特定することを目的とはしておりません。今までの経験から、おそらく父が変わることはないと、母も私も半ばあきらめがついておりますので、こんな父とどう向き合っていくのが適切なのかアドバイスいただけましたら幸いです。
長文、拙い文章で申し訳ございません。
宜しくお願い致します。
2015年8月16日 00時54分
教えて掲示板の回答
こんばんは。
counseling Office COSS代表の石川といいます。
自分のお父さまとの接し方について
お困りなんですね。本当にご苦労さまです。
内容から察するに、
本当にお父さまのことを心配してらっしゃって、
とても優しい方なのだと伝わってきます。
カウンセリングや心療内科は、
本人が自分に必要だと考えない限り、
あまり効果がないものだとよく言われます。
本人が「このままではいけない!」
と、考えさせる必要がありますね。
でもそれは、
言葉攻めをいくらしても
本人には届かないのだということも
なんとなく気づいているのだと思います。
やる気、変わりたいと思う気持ちは、
自己承認欲求が満たされていくときに、
起こります。
祖母様のような「仕方ないことだから」というような
褒め方をするのではなく、
「こんなこともできる立派な父」というような
褒め方をしていくのはどうでしょうか?
人はそれぞれ違えど、
立ち直るのに時間はかかってしまうものです。
すぐにどうにかしたいとは思うでしょうが、
長い目でみていくべきかと思います。
貴方様も無理をなさらず、
ゆっくりしてくださいね。
もしよろしければ、
今後の経過を教えていただけませんか?
counseling Office COSS でお待ちしていますね!
2015年8月18日 23時46分
お礼コメント
ご回答ありがとうございます。心身ともに疲弊していましたが、私に対してもお気遣いのコメントをいただき、心休まる思いです。
そうですね。。本人が望んでいないうちはカウンセリングは難しいと思っております。(以前、うつ病の時に心療内科へ連れて行った時も「無理やり連れて行かれた」と不満を漏らし、逆に反発を強めてしまったようなので、尚更難しそうです・・)
これまで変わってもらいたい一心で説得して来ましたが、それは父にとって自分を否定されているとしか感じられなかったのかもしれません。諦めのような言い方にはなりますが、これからはやる気を削ぐような責め方をするのではなく、父自身が自らやる気を出して、少しでも変わりたいと前進してくれることを、気長に見守りたいと思います。ありがとうございました。
2015年8月22日 22時17分
ファミリーカウンセリング八王子
はじめまして
お父様のお世話を覚悟されているとの事で、そのお気持ちはとても尊いことだと思います。たぶん、お父様の状況は、お父様はもちろん、お祖母様を責めても、何の解決にはならないでしょう。ただ、確かに、このままでは心配です。たぶん、今よりも改善は難しいと思いますが、少なくとも現状維持できるようにするためにも、専門家からのアドバイスが、その都度必要だと思います。ご連絡いただければ、あなたに合ったアドバイスを差し上げられますので、いかがでしょうか?お一人で考えるより、どうか、いま少しの勇気を出して、でご連絡ください。お持ちしております。
2015年8月18日 14時32分
お礼コメント
あたたかいお言葉を掛けてくださいましてありがとうございます。
根深い問題のため、なかなか解決は難しいと思いますが、
私や母、父本人を含めた家族全員が今以上に辛い思いをしないように、
これからのことを考えていきたいと思います。
またご相談させていただく機会がございましたら、宜しくお願い致します。
ありがとうございました。
2015年8月22日 21時24分
メンタルケアルームBeーハート
YMさん、はじめまして。
Be-ハートの瀧口です。
お父様が引きこもりがちで仕事らしい仕事をせずほぼ無収入、おばあ様やお母様の収入に依存し、そのことをお母様とYMさんが訴えたところお父様は敵対視するなどご家族との関係にお悩みのようですね。
たいへんご心痛、ご心配かと思います。
ただYMさんはかなり冷静に現在の状況を把握されているように思います。
お父様がなんらかの精神疾患ではないかと思われているようですが、病名特定を望んでいるわけではないとのことも含め、とても冷静にお父様を見られていると思います。
そして、お父様を責め立てるような関わり方をしてもお父様の拒絶反応が強くなるだけということもお分かりのようです。
文面のみの判断になりますが、いわゆる「ひきこもり」(大人でも起こります)の特徴がいくつか散見されます。(情報が少ないですので厚生労働省のひきこもり定義に当てはめてのことではありませんし、もちろん特定するということではありません。あくまで方向性のお話のための便宜上のものです)
もちろん軽度の鬱だったということもあり、他の心の問題の可能性もあります。
ただお父様の心の根底にはなにかトラウマ(失敗体験も含めて)体験が関係していたり、もともと自己評価が低すぎるなどの性格的な部分が顕在化して今の状況を生みだしている可能性があります。
一番はお父様がひきこもり問題やトラウマなどに詳しい心理カウンセラーのカウンセリングを受け、必要ならば家族療法としてご家族も一緒にカウンセリングを受けるなどができればよいかと思いますが、いまは少なくともお父様の拒絶反応が強いかと思います。
その場合にはYMさん、あるいはお母様がカウンセリングを受けることで実際にお父様との関わり方を修正しながら学んでいくことは可能かと思います。
一例ですが、「ひきこもり」の人との関わり方はいきなり責め立てるような強硬手段をとっても短期的には効果があってもその後トラウマ体験を強化してしまい逆効果になったり、一方で腫れものにさわるような対処をすると時間ばかりが経過してしまい状況をじわじわ悪化させるなど、進んでも地獄、戻っても地獄のような状況になりがちです。
実際のカウンセリングはまず現状を把握し、お父様の問題が何であるのかを知り、当面はご家族がお父様に接するときのやり方(これはその都度修正しながら行います)を探り、最終的にはお父様自身がカウンセリングを受けて後ろ向きになっているであろう心の状態をご自分で本来あるべき姿に気づいていただくという行程になるかと思います(大雑把ですが。また必要があればソーシャルスキルトレーニングなどをカウンセリング後におこなうこともあります)。
YMさんは冷静さとともにお父様への優しさもきちんとお持ちのように感じます。ここに挙げた方法はあくまで一方法に過ぎませんが、ご参考までと思い書かせていただきました。
カウンセリングは受けるご本人がどれだけ誠実に切実さをもって臨むかが成功か失敗かを分けるもっとも大きな要素だと思います。ただすぐには無理でも、徐々に外堀を埋めるような感覚でYMさんやお母様が楽になっていく姿をみれば、お父様の考えや態度も変わる可能性があります。
文章表現上、お望みではない症状特定につながる推測はしてしまいましたが、あくまで推測にすぎません。ここの部分にはこだわらないようよろしくお願いいたします。
YMさんの一助になれば、幸いです。
2015年8月18日 13時44分
お礼コメント
ご回答ありがとうございます。専門的な内容、カンセリングについて詳しくアドバイスくださいまして大変感謝しております。
冷静に客観視できるようになるまで、本当に長い時間が掛かりました。病名特定を望んでいないと申し上げた理由は、この問題は父本人の性格的な部分や育った環境などの問題が根底にあり、病名分かったところで解決できることではないと思っているからなのですが、可能性として病名を認識しておくことは、今後の接し方を考える上でとても助かります。ありがとうございます。
トラウマや失敗体験の積み重ねが根底にあるのでは、という推察については、これまでの父の人生を振り返ると、とても思い当たることが多くあります。もう随分と昔になりますが、仕事が絶えずあった頃は熱心に仕事をしていて自信があったように見えましたし、考え方も今とは比較にならないほど柔軟で、穏やかな性格でした。
長くなるので相談内容には記載しませんでしたが、父はうまくいかないこと、出来ないことを何でも他人のせいにします。特に母のことを憎んでおり、長年に渡り父のことを叱責してきたことがトラウマになっているように思います。(普段は感謝しているそうですが、以前の心療内科のカウンセリングで母のことが憎いと医師に打ち明けたそうです)
母は感情的になりやすくいつも声を荒げて怒るので、そういった態度が続いたことが、このような状況を招いた一因でもあると思っております。ただ、優しく諭すように言えば父が変わると言えばそうではなく(何度も試しましたが)、父は安心して甘えがひどくなるばかりで、一家の死活問題を背負った母が感情的になるのも無理はありませんでした。今では私も母も、もう少し良い方法があったのではないかと、反省する部分もあります。
当面、父自身が納得してカウンセリングを受けるのは難しいと思いますので、アドバイスいただきました通り、まずは家族が精神的な負担を抱えないよう、カウンセリングなどの対応を検討していきたいと思います。ありがとうございました。
2015年8月22日 23時31分
追加コメント
コメントありがとうございます。
文面、コメントを拝見してYMさんはとても聡明な方だと感じました。
むしろ精神年齢はYMさんのほうがお父様よりもずっと上のように感じます。お父様には幼児性といってもよい部分を感じてしまいます。もしかしたらそのこともお母様やYMさんがストレスを感じる原因かもしれません。YMさんはお母様をかなり気づかっておられますが、じつはYMさん自身がストレスで潰れてしまわないかのほうが心配になります。ぜひYMさん御自身もカウンセリングをご検討されているとのことでその点は安心なのですが、(一人暮らしとのことで杞憂かもしれませんが)、お父様や家族とは別の空間や時間を積極的につくってストレスを解放していただければと思います。
真面目で聡明な方ほど御自身だけで問題のすべてを抱え込みがちですから。
すこしでも良い方向へむかわれることを願っております。
2015年8月24日 15時49分
月の森カウンセリングルーム
YMさん、はじめまして。
月の森カウンセリングルームの小川です。
ご相談を読ませていただきました。
お仕事をされることもなく、自室にひきこもり、
ご家族に依存されてしまっているようなお父様のご様子に、
心を痛めていらっしゃるのですね。
お父様に翻弄され、憎しみを感じながらも、
YMさんの幼少の頃のお父様を思い出されたりすると
見捨てることもできずに、もどかしいお気持ちかと思います。
YMさんも感じていらっしゃるように、
今からお父様に考え方や生き方を変えていただくことは、
年齢的にも(具体的においくつか分かりませんが)非常に難しいことだと感じます。
また、部屋に物をためこんだり、軌道を逸した言動などから、
軽度の認知症などの可能性も考えられるかと思いますので、
可能であれば、一度受診をされることをお勧めいたします。
今後ですが、YMさんとお母様が、どのようなお気持ちで
お父様(そしてお祖母様)に接していくかがポイントとなると思います。
お父様が変わることが無理だとしたら、
YMさんとしては、どのようになっていくことが理想でしょうか。
幸い、お母様はお仕事をされているようですので、
その中で達成感を見つけていかれることもできるかと思います。
また、趣味の時間なども作るようにして、
ご自分だけの生きがいを持たれるようにすると、
現実の生活からの逃げ場所になるように感じますが、いかがでしょうか。
そして、YMさんは、お父様ではなく、
お母様のサポートに回ることも大切かと思います。
なぜなら、夫婦の問題は、夫婦でしか分からない部分もあると思いますし、
ご自分の娘から注意をされるお父様のプライドの問題も
あるように感じるからです。
もちろん、今までYMさんがお父様に対してされてきたことは、
家族を少しでもよい方向に変えていこうとの思いがあってこそということは、
十分に分かっております。
ご自分の親に対して提言していくことのお辛さも、よく分かります。
それを今度は、直接お父様へではなく、間接的にお母様のサポートという形で
実践されてみてはいかがでしょうか。
ご家族として、気持ちよく機能していくことも大切ですが、
まずは、家族の個人個人が充実して生活できているかどうかということも、
とても大切な問題だと思います。
そういう意味で、YMさんとお母様が、まずご自分の人生をいきいきと、
進んでいかれますことを願っております。
以上、私の考え方ですので、ご不快な部分もあったかもしれませんが、
少しでも参考になれば幸いです。
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月の森カウンセリングルーム
小川みずき
http://カウンセリング.net/
2015年8月18日 13時38分
お礼コメント
とても親身に前向きなアドバイスをくださいまして、ありがとうございます。息の詰まるような思いでしたが、気持ちが軽くなりました。
このまま父が変わることが無理だとしたら、これ以上父にプレッシャーを掛けることはせず、家族各々が自分の生きがいを見つけ、精一杯前向きに進んで行けたらと思っており、実際に母とはこのような話をしています。
アドバイスいただきました通り、私は母が出来るだけストレスを溜め込まないように、愚痴を聞いたり、一緒に出掛けたりして、息抜きの役目をしているつもりです。母は私が理解してくれることで気が楽になると言ってくれていますので、父のことを責めるようなやり方ではなく、母や私自身が充実して過ごせるように努力していきたいと思っております。ご親切にありがとうございました。
2015年8月22日 21時52分
追加コメント
YMさん、こんにちは。
月の森カウンセリングルームの小川です。
お返事をありがとうございました。
毎日お辛い状態の中で、少しでもお気持ちが
軽くなられたのであれば幸いです。
大変難しい問題かとは思いますが、
まずはYMさんとお母様が充実され、
少しでも心満たされた日々を送られていくことで、
何かしらの良い影響が、
お父様にも伝わっていく可能性もあるかと思います。
どうか諦めることなく、お母様と力を合わせて、
前向きに毎日をお過ごしください。
何かございましたら、またいつでもご相談くださいね。
YMさんとご家族の皆さまのこれからが
よりよいものとなりますことを願っております。
2015年8月23日 14時36分