教えて掲示板の質問
「感情と態度を切り離す彼の性格」に関する質問
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Aさん
はじめまして。長文で失礼致します。
自分の彼の事で悩んでいます。
彼とは付き合って3年程経つのですが、家族にも友達にも会わせてもらったことがなく、それは彼の心に他人に自分の事を知られたく無いという感情があるからだと言われて、信じてきました。
とは言っても同じ会社に勤務しているので、ある程度の人には我々が付き合っていることも報告していましたので、特に彼が私との付き合いを隠したいと思っているとは思えなかったのです。
しかし、実は彼は二股をしていて、しばらく前に結婚までしていたのです。
奥さん(私と付き合う前に付き合っていた方)と、向こうから言われて復縁し、私と付き合い始めた最初の数ヶ月を除いた2年もの間、二股していたのです。
しかも、私とは半年程前から同棲を開始していて、奥さんには仕事が忙しいから帰れないと言って一緒に住んでいませんでした。
もともと彼は、責任感があって仕事もしっかりこなすきちんした人間で、基本的に真面目で硬派な性格です。
自分の欲求などは、どんなたわいも無い事でも(たわいが無ければ無いほど)相手に合わせるとても受身な性格ですが、真面目で優しい性格から、人からの人望も厚いです。
彼は基本的に私と過ごし、週末は友達に会いに行くと言って、奥さんの方へ行っていたようです。
私も奥さんも彼の家族も全く気づかず、まさか彼がそんな事をするなんて信じられず、全員が絶望し不安定になっています。彼は自分の責任を感じ、できる限りの事をして償いたいという感じです。
発覚した発端は、何度も彼の家族(母親のみ)に会う約束を彼にお願いしたのに、直前になってキャンセルされるという事が続いた為、もう彼の家に会いに行くと無理やり出て行ったからです。
それで彼は観念して、全てを話す、今から奥さんの方に行こうと言って三人プラス奥さんが呼んだ彼の母と話をしました。
私としては、絶望の日々を何とか乗り越えて、辛いけど彼には奥さんの方に戻った方がいいと伝えました。今後どうなるかはまだ決まっていませんが、私が気がかりなのは、彼の心のことです。
何故こんな事になったか、彼に心の内を色々聞いたのですが、二人とも本当に同じくらい好きで、逆に同じくらいにしないと、と思った自分もいた。
自分の気持ちが例えば、これは赤だ、と思っても、人が黄色だと言えば、黄色ですね、と言ってしまう性格で赤だ、と言う気持ちにとてもなれないと。
でも自分が赤、と思っていることはきちんと認識されていて、それでも自分の感情と相手に対する発言は全く切り離された場所にあるらしく、そこは全く別次元なんだそう。
そして、相手に対しては、これは黄色だと心から思って欲しいと願っている。
こんな感情を持っているから、平気な顔をして、罪悪感もなく、二股をしてしまったのだろうと分析していましたし、私も納得してしまいました。
自分の希望などは何も言わず、いつも相手に合わせてばかりでそれを心配していました。
こんな形になるとは思っていませんでしたが、彼は少し複雑な家庭環境で、そんな歪な性格を形成してしまったのだと思います。
(お父さんが薬物中毒で、家を留守にしがちで、逮捕されては居なくなり、出所しては家に戻ってくる、お母さんは普通の勤めていて、優しくていい母親という感じです。)
彼は長男で、幼い頃から自分が心配かけないように頼りになるようにならなければ、お母さんを助けなければという気持ちも強かったと思います。
彼を見ていると、彼が単純にだらしない性格、とはとても思えません。
奥さんとは計10年も付き合っていて、奥さんにとっても本当に信じられない、という様子で、誰も彼のことを一ミリも疑っておらず、かつやっていた事の巧妙さや、罪悪感の無さは、ただの浮気や不倫のレベルを超えています。
かと言って、もっと上手にやる事も、片方を終わらせることもできたはずなのに、全員に真実を伝える、というある意味不器用な方法をとっているのも普通の不倫と違う気します。
本人としては、もうどう収拾をつけていいのか分からなかったそうです。
彼も大変な事をしてしまったという感じで彼のお母さんも憔悴してしまっています。
彼も自分の性格を変えたいと言っていますが、どのように変えていいのか分からない、と言っています。
彼はどのようにして、自分の中の世界と、外の世界を一つに統一していけばいいのでしょうか?
何かアドバイスがあれば、頂きたいです。
2014年3月15日 09時05分
教えて掲示板の回答
憂うつの癒し屋
そうですか・・・・・・・・・・・・・・・・・・
もしかしたら彼は一種の発達障害なのかもしれません。
発達障害にみられる自己不一致について申し上げますと
感じている感情を、周囲にアピールする必要性を感じていない、
もしくは、アピールする意味を理解できていない
というパターンが有ります。
この原因は交流分析という心理学の分野に出てくる
禁止令→対抗禁止令の関係が関連している場合が多いのです。
例えば彼の場合にはお父様がほぼ当てにならない状況でした。
「子供であるな」という禁止令(インジャンクション)の場合には
対抗禁止令:強くあれ→禁止令:「感じるな、感情を表現するな」が発動しやすいのです。
例えば父親が早く死んで母親が長男に「お前だけが頼りだ」という態度示す場合に成立します。(彼の場合と似ていますね)
この場合一刻も早くお母さんの話し相手になって、お父さんの変わりになろうという幼児決断をしがちになります。こういう決心によって年齢以上に背伸びして、大人びたり、強がったり、自分自身の自由な子供の自我を正直に表現できない大人ができてしまいます。
これは、ある意味でコンピューター的な問題解決能力は持てる人生脚本ですけれども、自由な子供の自我(注1)の中にある伸び伸びとした動きを不自由にしてしまうインジャンクション~「感じるな、感情を表現するな」が発動しやすいのです。
その結果、一生懸命に努力すればするほど→対抗禁止令:「強くあれ」、かえってそれが仇となって、対抗禁止令より、先に潜伏している禁止令によってストッパーがかかって実行不可能になるという自己矛盾のカラクリが働き出すのです。
要するに、彼の場合には「強くあれ」と自分を律すれば律するほど「「感じるな、感情を表現するな」 という昔の気持ちが黄泉がえってくるカラクリに縛られているものと思われます。
これを止めるには同じく交流分析のミニスクリプト理論を使うのが効果的です。
これは、一瞬一瞬の行動を変えることによって「私もあなたもOK」という生き方に導かれることが可能になります。
その出発点は、「駆り立てるもの」~彼の場合には「父親の代わりに強くあらねばならない」を「許すもの=アローワー」~彼の場合には「弱音を吐いても大丈夫なんだ」に変える所にあります。
つまり、ありのままの自分でいいのだ、何々をしてもいいのだという許可を与える推進力がアローワーなのです。
許すもの、基本的にはありのままの自発性を引き出して、具体的に達成可能な目標「彼の場合には自由に何かができる」を決めていく態度を取るのです。もともと達成可能なことを目指して許可しているわけですから、目標はどんどん達成されることになります。
実行できたら自分で自分にストローク(よくやった!など)を与えるのです。
大リーガーのイチローもこの手法を多用しています。
この位置が、ゴーワー(進行させるもの)というポジションです。
このポジションにおいて始めの達成可能な目標はドンドン実現して行き、そこで、自分はOKという感じがしてきて、今ここで「非常にうれしい」という感じがしてきます。この状態を自分の肯定的なFC(=自由な子供の心)のポジションに持っていって自分自身のFCを使って心から喜ぶのです。~このストロークを最初は大げさに見えるほど~~多少お金がかかっても欲求をご褒美として満たすなどの行為が次の目標に挑むモチベーションにつながります。
そこで、活性化されたFC(彼の自由な子供の自我)は次の目標のエネルギーを供給してくれますから、この「喜び、感激など」連鎖がゴーワーのポジションに居続けることが出来る根源となります。
従って、同じ努力でもドライバー(駆り立てるもの~彼の場合には強く生きていかねばならない)ではなくアローワー(許すもの~時には弱い自分も見せられるほうがいいんだ)によって、ゆっくり積み上げてきたOKのミニスクリプトが好循環を呼び込むのです。
そうして、最終的に「私はいつも強くなくてももういいんだ~OK!」という構えになっていくのです。
そうしますと、感情と行動のレべルが一致してくるのです。
実際には「傾聴カウンセリング」から始まり、交流分析の心理教育~ミニスクリプト理論の展開へと進むのがいいと思います。
まずは、貴女の住民票のある自治体の保健所に行って、そこにはOAW(精神保健福祉士)が常駐しておりますので色々な「情報」を提供してもらってください。
私のHP:憂うつを癒すカウンセリング心理学
http://sinrigaku.com
では「傾聴カウンセリング」
「トピックス・リスト」→「エゴグラム(五つの自我状態をヒストグラフにしたもの)~自己変容」
などのお役立ち情報が 掲載されておりますので一読してみてください。
(注1)~”交流分析 五つの自我状態”で検索すると出てきますが、人間の自我状態(自分という世界の状態)は~省略~五つに分けられ、
父親的、母親的、合理(大人)的、自由な子供的、従順な子供的の五つの状態が場面場面においてどれかが強くなり、その代わりにどれかが弱くなるという本来の性質を持っていますが、これが固定化され、一つの自我状態が常に強く出るようになると日常生活に支障が生じてきますので修正が必要とされます。
2014年3月20日 15時56分
サイコセラピスト 羽鳥美香
大変複雑な状況の中、Aさんはかなりのショックを受けられていると思います。心の中には様々な思いが交錯していることでしょう。まずそのことをよく認識し、ご自身をいたわってあげてください。
通常の考え方では理解が難しいことが起きると、人は困惑し、それでもなんとか理解して、どう考えたらいいのか方向性が欲しいと思うものです。拝見する限り、彼はまじめな性格で、このような女性との付き合い方は想像外であったためもあって、今回、彼がこれからどうしたらいいのかとご心配され、またご自身もなんらかの理解の手がかりを求めていらっしゃるのでしょう。
心が葛藤に陥り、それを解決するすべを知らないと、人は不可解な行為をすることがあります。彼の「相手に合わせなくてはいけない」という、子供の頃に形成されたと思われる深い思い込みのパターンが現在の問題を作り出した原因の一つにあるかもしれません。自分の考えでの選択が不可能な心理状態であったのかもしれません。しかし、実際にはっきりした理解への手がかりを得るには、きちんと心理療法で直接ご本人のお話を伺ってみないと、正確なことはいえません。
このような深い条件付けは、多くの場合トラウマの反応として形成されるものですが、セラピーではそのトラウマを解消するワークをします。そうすると反応であるネガティブなパターンも徐々に変化していきます。彼の場合多くのヒーリングのワークが必要となるでしょう。
いずれにせよ、これは彼自身の意志の問題となりますが、彼に心理療法を受ける希望があれば、ネガティブな行動パターンを変えられる可能性はあります。
以上がご相談内容についての私の印象ですが、Aさんご自身もこのようなことはトラウマになりますし、ストレスでもありますから、ご自分のヒーリングもお考えになったほうがよいと思います。お力になれるようでしたら、ぜひご質問、ご連絡ください。
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~心を見つめ、心を知り、心を癒す~
羽鳥美香 サイコセラピスト
(心理療法士、カリフォルニア州免許)
スカイプ・メール・電話でのカウンセリング
メール: hatori@unblockenergy.com
TEL:050-3703-4055
ブログ:http://unblockenergy.blog.fc2.com/
ウェブサイト: www.unblockenergy.com
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2014年3月18日 19時47分
ヒーリングメイト朝賀
Aさま
はじめまして。
このような現実に対面されている Aさんご自身のことを感じますと 現実なのか?現実なのだ!受け止めなければ! そして 結婚まで望んでいた彼であり 同棲までしていて 会社の人たちもご存じの方たちがいるので まさか結婚されているなどは思いもよらず・・・・苦悩から 先に進もうとされて 彼を奥様にと思っているというとらえ方でよろしいでしょうか?
よく ご決断されましたね。
その ご決断があるのであればですが、彼の性格を改善してあげようとは 思わないことをおすすめします。
そのことが ありますと 3年もお付き合いしていて 結婚を決めておられて同棲までされていましたので 区切りがしにくいかと思われます。
彼には カウンセラーのところへ行かれるといい思います。
現実の中で生きながら 現実と 自分の感情を都合のいいように分けている状態です。
一つには 人の気持ちが分かる方であり 思いやりもあるといえると思いますが、すべては自分の都合が優先されていることを彼にも気が付いて 受領して反省していかれることが望ましいかと思います。
ですが それは 彼と奥さんと そのご家族であるお母さんが考えることです。
断ち切られますように 進めていかれてはいかがでしょうか?どうでしょうか?(#^.^#)
カウンセリングサニー
2014年3月18日 19時30分
澤田和彦カウンセリングルーム
初めまして、心理支援士 心理カウンセラーの澤田と申します。
文章だけの解釈になりますので、誤解や解釈に誤りがありましたら
申し訳ありません。
Aさん、彼から二股を掛けられていて本来なら怒りの感情や悲しみの
感情が先行される処だと感じますが・・・冷静に彼の心配をされて
みえるお悩みかと拝見させて頂きました。
Aさんに取っては本来、結婚を前提のお付き合いであった事は事実だと
伺えます。にも関わらず、結果だけで判断致しますと裏切りと解釈しざろ
得ないかと感じる中で 逆に彼を助けたいと考えられる思いはAさんが
どれ程前向きなお方なのか図り知れない程だと感じます。
Aさんのお悩みは起きた事をどうする思いではなく、そうなってしまった
彼の思いをどの様に変えれば良いのかについてお伝えさせて頂きます。
彼が不倫の域を遥かに越える行動に至ってしまった根本的な要因・背景に
ついて文章の中にありました・・・彼の両親に対する思いが大きく因果関係
として結び付いている事が垣間見えます。
> 彼は少し複雑な家庭環境で、そんな歪な性格を形成してしまったのだと
> 思います。
> (お父さんが薬物中毒で、家を留守にしがちで、逮捕されては居なくなり、
> 出所しては家に戻ってくる、お母さんは普通の勤めていて、優しくていい
> 母親という感じです。)
父親が薬物中毒だという事で、彼ご自身の中で自分はそうなっては
いけない思いが異様な程強いプレッシャーであったり・・・家庭を守る
母親の辛い姿をずーと見てこられ、甘えたい時期に両親に甘えれなかった
お辛い子供時代があったのではと考えられます。
極端なプレッシャーに、甘えたい時期に甘えれなかった事が大人に
なって大きく影響されている事が伺えます。
大なり小なり、誰でも幼少期の家庭環境の影響は出ることはごく自然な
ことだと言われておりますが、彼の家庭環境は確かに極端な例である事も
確かな事実だと感じます。
子供時代に甘えれなかった事で、複数の女性から愛されたいと脳が
働いたのではないかと考えられます。
彼の場合ですと、簡単なアドバイスなどで即考えが変わるという状態では
ない事が伺えますので・・・専門の心理カウンセリングを受けられ子供時代の
感情の処理療法などにより根本的な要因・背景を解決・打開してあげる事が
最善の手段であることをお薦めさせて頂きます。
心理カウンセリングでは、先ずはご本人が治したいという意思が必要条件に
なります。心理カウンセリングの内容ですが、子供時代の家庭環境からの
脱却療法から始まりまして・・・ご相談内容をお伺いする中から彼にお合いする
打開策・解決策にて改善に導いてくれる療法になります。
カウンセラーの選択方法など、どんな事にもお応えさせて頂きますので
宜しければ ご遠慮なくご質問下さい。
先ずは彼に心理カウンセリングの存在をご理解頂けると幸いです。
Aさんの配慮で、Aさんや彼にその周囲の方々がプラスの方向へ進んで
頂けることを心から応援させて頂きます。宜しくお願い致します。
心理支援士(有資格者) 心理カウンセラー
取締役 澤田和彦のカウンセリングルーム
丸和サワダ 株式会社
2014年3月18日 18時10分
A 様、初めまして、ルイーラピュアの専属カウンセラーのゆここと申します。
彼のことについて、なやんでいらっしゃるのですね、内容を、拝見した限り、悪気なく、過ごしていたようには思えません。
この状況が、おかしいとわかっているのは、彼本人です。
どちらも同じくらい好き、と、結婚する、ことは違います。
そんなことくらい、彼もわかっていたはずです。
誠意を持って対応してくれるのなら、そのまま話し合っていかれて、お辛いでしょうが、奥様のもとに、彼をいかせてあげてください。
傷つかれたと思います。
ですが、絡まった糸の中にいるよりも、きっと、これからのことを前向きに考えられると思いますよ。
2014年3月18日 17時42分