教えて掲示板の質問
「母のグリーフケア、後追い願望などへの関わり方」に関する質問
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洋さん
こんばんは。初めて投稿致します。
数ヶ月前、母の姉妹(以後、「叔母」と表記します)が自死しました。
叔母は5年ほどうつ病を患い、身内トラブルなど複雑な事情が絡み合い
結果、自死を選んだのだと思います。
私にとっても大切な叔母でしたので、そのショックは今でも続いています。
ですが、母にとっての叔母とは、一般的な姉妹という関係を超越して
時には母親の役割を果たし、姉妹、親友・・・と、
とにかくこの世で一番、かけがいのない大切な存在だったのです。
数年前の身内のトラブルの際には、子の私より「誰よりも大切だ」と公言したほど。
母の生育環境は穏やかではなく、幼少時代より寂しさを抱えて生きてきたようです。
その頃から叔母には支えられ、50年以上も苦楽を共に過ごしています。
亡くなったすぐ後は、悲しみと同じくらい、
叔母を追い詰めた身内に対しての怒りや憎しみが強くありました。
私はその感情を吐き出させつつも、憎しみの方向を特定の身内に向けないよう
心がけてきました。これ以上、争っても意味がないからです。
ですが、10日後あたりからずっと、後追い願望が強く、食欲不振、不眠が続いています。
2週間で5キロも痩せ、その表情は前の面影をなくしています。
私は、もちろん後追いなどとこれ以上の悲しみを抱えることはできません。
ですが、私にも幼子を抱えた生活があり、
毎日、「死にたい」と泣かれ続けることにもどこかで苦痛を感じています。
脳裏には最悪の事態が常に想定され、今ここで母をないがしろにして取り返しのつかないことになるのでは・・・という不安もあります。
近い将来、母には専門家によるカウンセリングや自死遺族の会への参加などを誘導したいのですが、元来、タフな性分で人の気持ちの機微に触れることは苦手なタイプ。
メンタルな関係を好む?できる?人ではありません。
アダルトチルドレンではないかと思いますが、
過去にそのような話題に触れてもあまり理解できないようです。
ですので、恐らく、カウンセリングや自助会のようなメンタル色の強い
新たな関係を構築することは不可能ではないかとも思います。
こんな母に、私はどのようにアプローチすればいいのか、どう受け止めていけばいいのか、
とても切迫しているのですが、事情が事情なだけに吐き出す相手もおらず息が詰まりそうです。
オープンな掲示板ですので詳細をお伝えできず申し訳ありませんが、
どうか皆様の貴重なご意見をお聞かせ下さい。
よろしくお願い致します。
2013年8月23日 01時12分
教えて掲示板の回答
カウンセリングルーム心の窓
洋さん
身内の方がこの世を去ると、それだけで大きな心の痛手となりますが、ましてやあなたのおばさまは、あなたのお母様にとってまさしく掛け替えのない存在だったようで、そう言ったご自身の肉体精神の一部だったと思っていらっしゃる方が、自死を選択してこの世を去ったとなると、心の傷は、想像を超えたものになっているはずです。身近な方が、まずその傷に寄り添っておあげになり、十分に話を聞いて差し上げ、傷を時間をかけて癒していただくのが、今できる最善の事と思います。
次に、この文から読み取れるものに、あなたのお母様は、その親の代から、強い禁止令を受け取っていて、もしかすると、それは世代にわたって伝えられた、とても強いものではないかと感じられました。親から子へ代々、存在に対する禁止令が伝えられ、更に子どもが受けてくれたら自分に起こらなくて済むというメッセージを、伝えていくそう言ったものが、あなたのまわりの人たちをむしばんでいるような気がして仕方がないのです。もちろん、短い文を読んだだけですので、確かなことは言えませんが、こういったメッセージを受けた人は、自身の人生の決断をそのことを考慮して決めることがあります。もちろん拒否する場合もありますが、汚染されることは非常に多いようです。
タフな方だという表現でお母様を言っていらっしゃいましたが、その一軒タフに見える仕草もみなメッセージによって決断した自身のつまらない信条が、させているもので、何とか悲劇的なものへたどりつかせようという無意識の力に他ならないと思います。
今は、もしかするともう話を聞いて解決できる段階ではないかもしれません。出来るだけ早く精神科の病院か、交流分析法を身に付けたカウンセラーに相談して、ひとまずあなたのお母様の命を助けることを考えましょう。
そのあと、おそらくあなた自身も受けているであろう、メッセージを明らかにして、ネガティブなスパイラルを断ち切らなければならないと思います。
つらいでしょうが、出来るだけ早く行動に移してください。
2013年8月27日 21時00分
物語りのカフェ
グリーフを専門にカウンセリングをしています。
大切な叔母さんを亡くされて、それは辛く、悲しい思いをされたことでしょう。
叔母さんはあなたにとっても大切な人だったということは、あなた自身のグリーフ・ワークもまだまだ十分になされていないでしょう。そういうあなたが、お母さんのグリーフ・ケアをするのは、非常に難しいということは認識してください。
その上で、いかにお母さんのケアをするかをお話します。
まず、悲しみだけでなく、怒り、憎しみ、後悔、自責などの感情がお母さんには湧き上がってきていると思われます。あなたは、その全てを肯定してあげてください。それほどまでに辛く、苦しんだ、とお母さんの感情・気持ちを「そうね」と肯定してください。
そして、お母さんとこの体験についていっぱいお話をしてください。お母さんが自分自身でこの体験を自分の人生の物語に書き込むことができるまで、何度も何度もお話してください。
それから、お母さんの「死にたい」気持ちを肯定してください。つまり、お母さんは「死にたい」くらい辛いのです。その「死にたい」辛い気持ちを「そうね、死にたいくらい辛いよね」と肯定してください。「そんなこと言わないで」と言われたら、お母さんは自分自身を否定されたと感じてしまいます。
とにかく、今はお母さんに寄り添い、「一人じゃないよ、そばに私がいるよ」という想いが伝わるように関わることです。
そこから、先のケアはグリーフ・カウンセラーに委ねるのがよいと思います。
わからないことがありましたら、何でもご質問ください。
2013年8月27日 20時33分
NATURAL HEART (夜間受付有り。 初回半額中)
お便り拝見しています。
ご自分の子供以上に大切だと公言されておられたくらいですので、お母様のお気持ちは本当に厳しく辛い事でしょうね。。
まだ、叔母様をなくされてから数か月ですので、当然そういった辛い言動を繰り返す事でしょう。。
自死遺族の心のケアは、自殺者のケア以上にまだ日本では確立されたものは、ほとんど有りません。自殺者に向けて要約国が動き出している最中レベルです。自殺大国日本ですから。
私自身も、大切な人を自殺で失っているので、お母様やあなた様の辛いお気持ちは良く分かります、関係が近いほど、回復にも時間はかかります。
回復につながる方法は、
①とにかく休息する事、絶対に無理をしない(自殺遺族の受けるストレスはあらゆるストレスの中でも高いです。特に配偶者、家族の自殺死別はストレスの中で最大です)
②回復時期にもよりますが、、極力これまでの、日常的な流れを壊さずに過ごす事。また疲れたら休む。
③周囲は自殺だと特に社会的な偏見、見方もあり、関わり方に不安を覚え、逆に気遣いより、故人の話題に触れないように努めますが、遺族の気持ちは逆である場合が多く、むしろ、何度も吐き出したい、聞いてほしいと思います。
周囲は時に聞いていて辛いかも知れませんが、故人に触れる話題を提供し話させる事で、(故人との楽しい思い出とか)傷は癒えやすいと思います。
悶々と悲しみを抱えさせてしまう方が、身体には大きな負担となってしまいます。
④自死遺族の場合、自責の念に強くかられます。
その感情も、お母様から繰り返し聞くことになると予測されますが、あなたの体調を壊さない程度に、極力傾聴し、ですが、誰のせいでも無い事をお伝えしてあげると良いでしょう。。
実際、誰のせいでも有りませんので。ご本人が決めた人生です。病気であったとしてもです(厳しいかもしれませんが)
⑤自発的な病院受診が難しく、お母様の体調不良が進行してしまうなら、あなた様だけでも精神科などへ相談へいかれる事をお勧めします。
お母様の場合、年齢的なこともあり、このような大きなストレスへの回復は、体力的にも精神的にもきついはずです。医療との連携もとると良いでしょう。
高齢者であれば、介護制度等を利用し、往診といった形なども念頭に置くと良いでしょう。
⑥暫くは、極力一人きりにしない工夫も大切です。あなたも恐れているように、関係が近いほど、後追いのリスクは高まります。勿論あなたの体調や生活もある事なので、交代で関われる相手や援助があると理想的です。
こういった、サイトや外に出られなければ、電話カウンセリングなども有効です。
⑦遺族会等の共感出来る場を求める。
ご本人の希望、意思もあるので、自発性が低い場合逆に辛いかもですが、一般的には、共感できる相手がいるだけでも、癒しになりやすいです。パソコンが開けるのであれば、そういったホームページを見るだけでも、癒されたりします。
一人で無理そうなら、お話できそうな時一緒に開いて差し上げるのも良いでしょう。
⑧書籍
自死遺族にまつわる本が幾つか販売されています。
普通の死別とは違いますので、そういった書籍をお渡しするのも良いと思います。アマゾン等で調べると出てきます。
⑨あなた様ご自身のケア
ここもとても大切な事です。あなたご自身もお母様と同じように傷つかれているわけですから、その中で、お母様やご自身の家庭の力となるのには、本当に疲労は大きいです。
ご自身も心をいやせる何かを見つけて下さい。カウンセリング等、ご自身の感情や悩みを吐き出せる機関や人(友人等)があると良いです。
ご自身の健康が先ずは第一です。
自分が健康でないと、病める人をサポートするのは無理がきます。
自分も支えられる場を持ちましょう。。
長く記載してしまいましたが、力になればと思います。
私自身も、10年余りたちましたが、初めの3年は本当に凄まじい日々を過ごしてきました。
初めの2年間は、もうろうとする毎日を、ただ仕事に行って、寝る。を繰り返していました。それをするだけで精一杯でしたし、兎に角疲労間が高かったです。
人と交わるのもきつかったです。
2年目くらいからカウンセリングとの繋がりができ、そこから少しづづ回復へ向かいました。
今は、おかげさまで元気ですが、本当に辛かった記憶は思い返されるし、
今でもその時のストレスが、身体から出てくるのを感じています。
今でもカウンセリングは受けています。
私はそれに支えられ、生きてこられたといっても間違いでは有りません。
それだけ、心身に与える影響はこのケースの場合大きいです。
お母様は年齢や叔母様とのお付き合いの年数も長いので、本当に大変でしょう。。
私のカウンセリングでも、電話やskyp等出られないかた向けの音声でもカウンセリングが行えます。
夜間も受け付けています。
何時でもお待ちしています。
時間はかかりますが、回復は望めると思います。
あなた様もお体お大事になさって下さい。
2013年8月27日 20時29分
カウンセリングルームのほほん
こんにちわ
お母様のグリーフケアについて、あなたがどのような関わりかたをすればよいのか?というお悩み拝見しました。
あなたご自身もお疲れのようですね。お辛いところを懸命にお母さんを支えようとご尽力されているようですね。
もし、可能であれば「自死遺族の会」に、あなた自身がなるべく早く、ご相談に行かれてはいかがでしょうか?まずは電話で状況を「遺族の会」のカウンセラーにお伝えください。支え方について、きっと的確な助言があるでしょう。
それから、お母様の悲嘆状態が深刻そうなので、心療内科などあなたが受信されて、お母様に抗うつ剤などを処方していただくことも一考です。
まずは、専門機関等に助けて頂けるように行動してみませんか?
いかがでしょうか?
2013年8月27日 19時19分
オフィスオオヤマ
洋さん
こんにちは!
心理カウンセラーの大山智之でございます。
お母さんは、精神科医・カウンセリング・自死遺族の会などは
自ら行かないと言うことでしょうか?
今回のようなケースでは
この自らの意思で行くと言うことがとても重要になります。
なぜなら、今のお母さんは死んでもかまわないと思っているのではないでしょうか?
そうならば、薬もカウンセリングも効果が無い可能性が高いからです。
親であれ他人を変えることは困難です。
このような状況であればなおさらです。
では、どうすれば良いのか?
お母さんができるだけ
叔母さんのことを思い出さないように多忙にしてもらうことです。
それと、人は質問により思考を変えることができます。
ですので、叔母さんのこと以外の話になる質問を考えてみてください。
話題に叔母さんを上げないように工夫するのです。
最初から上手くいかないと思いますが
そのことを意識的にしていると、時間の経過とともにできるようになります。
あせらず、やってみてください。
例えば、お孫さんがいるようですので、その世話をお願いする。
お孫さんの話をする。
ボランティアをすすめてみる。(人の為に何かできれば救われることが多いものです)
それと、重要なことですが、人はほとんどの時間自分の事について考えています。
なので、お母さんの興味関心のあることについて質問をする。
お母さんに今まで以上に興味関心を持つことが重要です。
これらができない状態であれば
やはり短期間でも精神科に自死の可能性ありと
入院をお願いすることも選択のひとつです。
なによりも、洋さんとご家族が機嫌良く毎日を過ごしていることが大切です。
なんとか言葉を尽くして自分の意志で
カウンセリングを受けたくなるようにアプローチして
お母さんには「お母さんが生きているだけで私は幸せ」
という言葉を言ってあげてください。
その気があれば
お母さんよりも洋さんがカウンセリングを受けた方が
解決が早いと思いますよ。
お母さんに、私に悩みがあるので一緒に行って欲しいと言って
洋さんのこの悩みをカウンセラーと一緒に
お母さんに解決してもらうことができたら良いのですが・・・
2013年8月27日 17時04分
こころの相談室 おうみ
洋さん、こんにちは。小倉と申します。
よろしくお願い致します。
かけがえのない姉妹を失われたお母様の
お気持ちを考えると、本当に苦しんでいらっしゃると思いますし、
それを支えていらっしゃる洋さんも、
亡くなられた方への悲しみとともに、
今、現に生きていらっしゃるお母様へのご心配は、
相当に切迫したものと思います。
お母様に冷静になって頂くためにできることは、
もし、万一、お母様が亡くなったら、
叔母さまが亡くなったことによる
お母様の悲しみと同じ悲しみを、
洋さんをはじめとする周囲の人がするのだと
いうことを理解して頂くことだと思います。
すでにそういう話はされているかもしれませんが、
お母様は、心底、そのことに納得されておらず
自分の悲しみが先に立って、
悲しみ続けていらっしゃるのだと思います。
また、
叔母さまが亡くなった後に洋さんがされた、
「身内に対しての怒りや憎しみの感情を
吐き出させつつも、憎しみの方向を特定の身内に向けない」
事は正解だと思いますが、
誰かを憎むことで生きていられることもありますから、
今、お母様はどのような気持ちでいらっしゃるのかも、
聞いてあげてください。
それから、このような状態が数ヶ月続いていますから、
お母様は、身内の喪失による「うつ」状態であると思われます。
速やかに精神科等のクリニックを受診されることをお勧めします。
2013年8月27日 15時29分