臨床心理シランの室です。

「子どものころからずっと生きるのが辛くて早く死にたいと思ってきた」「複雑な家庭に育ち、家族のだれも味方になってくれない、愛情に乏しい感じでした」と語るりんご娘さんは、普通の家庭で育った同世代の人に対して、羨ましく思う反面、自分の孤独をひしひしと感じているようですね…。

あなたの複雑な家庭がどんなものだったかわかりませんが、「こどものころからずっと死にたい、愛情の乏しさ」を感じながら、今日まで生き続けてきたりんご娘さんの心情、察するにあまりあります。

「居場所がなく、愛情も感じられず、自分が存在していてもいいのだ、という自己肯定感も得られず、家族の中にいても、守ってくれる人もいない、一人ぼっちという感覚、そして自己否定感を強めながら、なんとか今日まで生きてきた」というりんご娘さん…。

親がつくる家庭環境・愛情の中で、人は順調に発達課題を乗り越え、大人へと歩んでいくのですが、あなたは、その中でも最も大事な課題と言われている「基本的信頼」が積み残しになり、その後の発達課題に影響をもたらしているような気がします。それが現在のあなたのいろいろな精神状態につながっているようです。

青年期の今の課題…「同一性の確立(アイデンティティ)…一貫して変わらない自分の存在」確立の時期ですが、その同一性が拡散状態になっているようです。一般的に、この時期の青年はだれでも大なり小なり「同一性の確立」に悩み苦しむ時であり、あなただけの特別な課題ではありません。ただ幼少期からの発達課題の積み残しが「同一性の確立」を他の人よりいっそう困難にしているのは事実でしょう。

同一性の拡散…自分がわからない、選択できない、判断できない、何がしたいのか、何が好きなのか…孤独、人が怖くておびえている、何もかもが空しいなど…。

あなたの現実という今の結果は、あなたの過去の人生が原因でできたものです。その過去の人生は、あなたの家庭環境(主として親)の影響が大きく、あなたの努力ではどうしようもないものがあったのかもしれません…。

しかし、あなたの努力で新しい自分を築いていこうという今の原因が、あなたの素晴らしい未来の人生という結果をもたらします。人間には可塑性が(柔らかい粘土はどんな形にも作り直せる)あります。ましてやあなたは、まだ23歳という青年です。ある意味人生の土台作りの時です。今までの自分の人生をリセットし、一から新しい自分を作っていけばいいと思います。

普通の家庭で問題なく過ごしたようにあなたの目に映る人たちが、家の中で、果たしてどんな気持ちで生きているのか…愛情を受け幸せに生きているのかどうか…。真実はわかりません。人間の目に映る世界が真実を語っているわけではないからです。むしろ外見と中身は一致しないことかよくあるからです。ましてや人の心は見えません。
　
　マズローという有名な心理学者は欲求の5段階説を唱えています。1,生理的欲求 2,安全欲求3,社会的欲求4,尊厳の欲求5,自己実現の欲求という5つです。最初から三つまでは環境から与えられます。

幼少期や学童期、思春期のあなたの人生は、「安全欲求…安全に暮らしたい」も守られず、次の「社会的欲求…集団がほしくなったり、仲間がほしくなったり」に影響を与え、一人寂しく生きてきたのかもしれません。

しかし、これからは環境に左右されるあなたではなく、自分の人生は自分で作っていく…自分の努力で、自分らしく生きる中で、あなたしかない持ち味(個性や使命)が発揮され、周囲の人があなたを認め、自己肯定感、自尊感情も高まっていくでしょう。4つ目からは内的な充実感になります。そして自己実現の欲求が満たされれば、心が満たされ「空っぽな心」は充たされていくはずです。

充実した生き方は豊かな環境から与えられるものでも、親の愛情から得られるものでもなく、自分の目標に向かって生きる自らのき方の中で作っていくものです。

今は具体的な目標をもち、大いに学び、自分を向上させる時です。そんなあなたにはきっといい友もできると思います。さらに社会貢献、他者貢献の生き方を目指すところに深い充実感がもたらされるでしょう。
　
悩みや苦しみは新たな自分の生まれ出る疼きのようなものです。新生への種子です。
今の決意と目標があなたの未来を決めます。頑張ってください。

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はじめまして、心理カウンセラーのヨナガ　マサアキと申します。
＞他の同い年より複雑な家庭に育ったと思います。
その気持ちわかります。
私は生後三ヶ月で養子に出され、そこの家庭がほとんど読み書きができず、金銭管理もできない家庭でした。
幼いときから、「自分が頑張らなくてはこの家は駄目になる」と思い、友達も作らずに勉強をしていました。
とうとう大学（21歳）のときに限界が来て、「うつ病」を発症し、服薬をやめていた3年間を除き、55歳の今、現在進行系で心療内科に通院しています。
それでも、こうしてカウンセリングをさせていただいております。
＞自分のことがわかりません。
＞何が好きなのか、何が嫌いで何が欲しいのか、
＞どこに行きたいのか、何が一番心弾むのかわかりません。
何か、自分のことなのに自分に無関心という印象を受けます。
なんでもいいのです。
自分で、自分を好きになってください。
そうしないと、自分の存在意義が薄れていき、生きながらにして死んでいるのと変わりがなくなってしまいます。
そこで、人間の存在についての私の見解を参考にしてみて下さい。
まずは、りんご娘さんの存在の背景には、地球の存在、人類の存在、何万人という人の命（受精の奇跡）のバトンリレーがあるという認識を持って頂きたいと思います。
すなわちりんご娘さんは、それらの結集であるということを重く受け止めてほしいと思うのです。
そして、りんご娘さんが、この世に存在しているのは、大きな地球のサイクルで、
存在意義が「ある」から存在していると私は感じるのです。
ですから、人間は、存在意義がなくなったら、または十分に果たしたら、
それはどんな形であれ「寿命」という形で人生を終えるのではないかと思うのです。
私の考える存在意義とは、人間は「しあわせ＝楽しく生きるなど」になるために
生まれてきた、というものです。
私は、そのための「生き役：幸せに生きていくためのそれぞれの役割」が
誰にでもあると思うのです。
その「生き役」自体を探す旅そのものが「人生」だと思うのですが、
では、どうやってこの世で果たすべき役割（生き役）を見つけたらいいのか。
まずは、「好きなこと探し」を行うことです。
それは好きだということがそれをする能力がある、ということだからです。
楽しい、うれしい、気持ちいい、好き、
という量に比例して自分の能力があると考えて間違いありません。
能力があるからこそ、「好きな○○すること」から
たくさんの悦びを得ることが出来るのです。
だから、いくらやっても飽きないし、楽しいのです。
面白いと感じた量と能力は比例するのです。楽しいことこそものの上手なれ、なのです。
私が考える最高の「生き役」は、第三者（配偶者、子供など親族を含む）がその人なりの幸せになるためのお手伝いをし、その人が幸せになっていく過程を楽しみ、「自分の存在が感謝されているということを、実感しながら生きていく」というものです。
また、孤独に至らず、孤を楽しむのも一つの生き方としては「あり」だと思います。

りんご娘さん、こんにちは。
カウンセリングルーム「らしんばん座」と、申します。

そうですね。ご家族は、誰もりんご娘さんの味方になって、守ってくれる人は居なかったのですね。
これから先も、りんご娘さんの居場所はなさそうに思えてしまって、何もかもが虚しく感じられてしまうのですね。

ただ言えること、それは、人は基本的に、誰もが「孤独」だと言うことです。
家族に囲まれていても、恋人と一緒に居ても、皆考えていることは、ばらばらだったりします。
人はあくまでも「他人」なので、りんご娘さんに変わって、りんご娘さんの人生を生きてくれるわけではありませんし、りんご娘さんの人生に責任を持ってくれるわけでもありません。
人は突き詰めていくと、いつも「一人」で生きていかなければなりません。

ただりんご娘さんの場合、問題なのは、「自分がいざというときに逃げ込むことが出来る場所」が無いと言うことだと思います。
そして、どんな時にも「自分は大丈夫だ」と思うことが出来ないと言うことだと思います。
そういった、言わば「安全地帯」は、りんご娘さんが育っていく間に閉ざされてしまったとも言えますし、ご自分で捨ててしまったとも言えます。

幸い今は、少し落ち着いた環境に居るのですね。
この落ち着いた環境を、少しずつでも「安全地帯」にしていってください。
もう、楽しんで良いんですよ。
好きなことがわからないと言うことは、りんご娘さんは自分に「楽しんではいけない」という暗示をかけてしまっているからだと思います。

無理矢理回復しようとする必要はありません。
りんご娘さんが、少しでも「これが美味しい」「これが楽しい」と思うことがあれば、そんな気持ちを積み上げていってください。

「自分は大丈夫だ」という気持ちを持つためには、カウンセリングを受けることをお勧めします。
自分にかけてしまっている暗示は、簡単に外すことはできません。
専門家と共に、りんご娘さんの気持ちを、注意深くほぐしていく必要があると思います。
カウンセリングと共に、心理療法を受けることが、有効だと思います。

池袋カウンセリングルームフェリシテです。

りんご娘さん、本当にお辛い中生きてこられたのですね。
そして、今は、自分の力で自分の生活を勝ち取ったのですね。
きっと大変だったことでしょう。

記載のように、周りの方々が何の気なしにかける言葉から、御自身のことに思いを馳せて、
悲しみや怒りに震えたり、悔しさが溢れたり、なぜ自分が・・という気持ちになるかもしれません。

りんご娘さん、今までの苦しさは、あなたのせいではないのです。まずそこをしっかり確認しましょう。
あなたはほかの人の何倍も努力して、今の生活を勝ち取ったのです。本当に大変だったことでしょう。
これからあなたがどのようにしていくことが幸せに通じるのか、是非心理大学院閉設の心理臨床センターや、臨床心理士・産業カウンセラーなどの
専門家に相談してみませんか。こちらのHPの「お役立ちリンク」にも記載をしております。

あなたがいま、自分の好きなことがわからないとのことでしたが、それも無理もないことだと思います。
それどころではなかったのですから。
好きなものが言えるのは、それを言える相手がいてこそです。
世の中には、多くの素敵な人が本当はいます。
これからゆっくり、御自身の人生を作り上げていけばいいと思いますよ。

メールやスカイプであればこちらでも承れますが、福岡は大学や専門家がいると思いますので、対面カウンセリングの方が良いと思います。

普通の家庭などというものはありません。あるとしたら、あなたが何となく理想と思っているものを、見たものに当てはめて、あれがいいこれが欲しかったと思っているだけです。そうやってほかと比べることは、存在しない理想を作り上げて、自分に足りないものを探して、わざわざ自分を苦しめています。

ないものを探すのではなく、有るもの持っているものを見てください。就職できている。一人暮らしで来ている。不倫など良くないことはしたことがない。以前よりムカつかなくなった。面倒くさい実家には帰らなくてもよい状況だ。

目の前に有るものは、有るのですから、これがあるとすぐわかります。逆に、無いものはそこにないのですから見つけられないはずなのですが、頭の良い人は他と比較して無いものを探しては、あれがないこれがないと自分を苦しめます。幸せな人はシンプルに目の前に有るものを、有ると言って喜びます。当たり前のことを喜べるので、いつでもどこでも幸せです。こういう発想に変えたほうが楽だと思います。

りんご娘様
はじめまして。
ヒプノセラピー、催眠療法ベレッツァの高橋です。

だれにもわかってもらえないこと、
あなたが輪の外にいること、
それでも大丈夫って思っていること、
大変辛いことかと思います。

過去から離れ、
距離をおいたときに、
少しは落ち着いたのではないでしょうか。

でも、
あなたがふと振り返ったときに、
何かあったときに誰かそばにいてくれるのかな、
なんて考えると、涙が止まらない。

周りが嫌い、
自分が嫌い、
すべてが嫌い、
そして、みんな気づかないうちになくなりそうで、怖い。

そんなあなたなら、掲示板での対応では難しいでしょう。
本物の専門家、セラピストを頼るのが良いと思います。
私もセラピストの一人ですので、
もし、あなたさえ良ければ、ご連絡下さいませ。

リンゴ娘さんへ
孤独感と虚無感が文面から伝わってきます

そして、今のご自分が好きな人、モノ、コト
嫌いな人、モノ、コトに気づいていらっしゃるようにお見受けします

あなたの中にある、本当に大切な価値観を見つめて、それに沿ってこれからの人生の方向性を探せると良いですね

はじめまして、りんご娘さん。
お悩みの書き込み、ありがとうございました。
だいぶつらい想いをされているようですね。

とても客観的に自分の事を見る事が出来ていると思います。
それが出来ていれば、これからの自分について変えていく事も可能です。

ただ、ココロの中にある色々な重しがそれを邪魔しているので、そこをカウンセリングやセラピーを通じて外に出して行く事が必要だと考えます。

意識を変えていく事が出来れば、これからの人生を変える事も出来ます。
それが出来るかどうかは、りんご娘さん次第です。

ぜひその勇気を出してくださいね。

りんご娘 様

こんにちは、はじめまして
臨床心理士の米田です。
お辛いお気持ちお察しいたします。
ご自分でもお気づきになられているように、ご家庭事情が原因と思います。
こういう場合には、原因や理屈がある程度わかっても、掲示板のアドバイスのみでは改善は難しいので、諦めずに、適切な専門家と共に丁寧に対応されることをお勧めいたします。
私の方でも承れますので、メール、LINEでのご利用であれば、低額で済みます。