教えて掲示板の質問
「私の両親と妻の問題」に関する質問
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あたりめさん
はじめまして。
非常に悩んでおりますのでここに書き込ませて頂きます。
普段はとても仲の良い夫婦です。子供は4人おり、2人は成人して一人暮らし
をしていますが、下の2人は小学生と中学生です。
悩んでいるのは私の両親と、妻の間で価値観の大きな違いがあり、私が家で
愚痴った情報だけを元に妻が両親の事を一方的に憎んでしまっているという
ことです。
こうなってしまう迄には15年の歳月が掛かっておりますので、順に説明します。
かつて私は父の経営する会社に勤めておりました。
父の発案で立ち上げた事業部で課長として働いておりましたが、5年ほどした
ころ、大手企業を退社した兄が専務として会社に入ってきました。
私は課長、兄は専務ですから、仕事に関しては兄に従うしかありません。
ここで問題に気づいて退社すべきだったのかもしれませんが、そのときは
大きな問題ではないと思っていました。
5年後、私は取締役に就任しました。同時に父が引退し、兄が社長となりました。
私は取締役になったとはいえ、仕事の内容は自分で決めることはできないという
弱い立場で、全て兄の指示通りに動かなければなりません。
そんな矢先、私は病気になりました。
1ヶ月の入院と2ヶ月の自宅療養が必要な大病でした。
その時、妻の薦めで、ある宗教団体に入会しました。そこの人たちは皆いい人
で生きる勇気を分けてくれることが多く、心の支えにもなりました。
仕事に復帰しても、就任直後に3ヶ月も休んだから早く取締役としての自覚と
知識を身につけろと、大量の本を読めと言われ、同時に社内のPCをすべて
管理する責任を与えられ、トラブルが発生した時には明け方4時までPCの世話
をして翌8時(4時間後)には出勤というとんでもない勤務状態になったこともあり
ます。
そして、兄の指示で行った仕事であってもミスが発覚すれば全て私が責任を負わ
されます。兄に対して言いたいことはたくさんありましたが、父も引退しており、
ことある毎に次の役員改選では私を候補にあげないという脅しを掛けられ続け
ました。2年に一回の役員改選で候補に挙がらないということは「失業」を意味
します。養う家族のいる身には重い言葉で、納得できなくても従うしかありません。
そのころ、私が宗教団体に入会していることが両親の耳に入りました。
仕事中に両親に呼びつけられ、実家で経緯の説明を求められました。
自分自身が入会によって救われたことや、いい人が多いことを話し、両親も
納得してくれたのでホッとしていたのですが、2,3日して母から電話があり、
すぐに来いとまた呼びつけられました。今度は夫婦で出向きました。
父が知人にそれとなく聞いたところ、宗教に入るなどとんでもない、すぐにやめ
ないと財産をすべて吸い尽くされるという話を聞かされたとか。父はすごい剣幕
で今すぐやめろの一点張りです。私はこのとき父が自分の息子よりも知人との
間で交わした一般論的なウワサ話を重視することに驚き、絶望しました。
実際には財産を吸い取るようなことは一切ありませんでしたので、それは特殊
な新興宗教だけの話であって、自分の入った教団には関係ないのではないか
と反論しましたが、父は「やめなければ祖父母からお前に相続させた家も返して
もらわなければいけないし、会社も辞めてもらわないといけない」と言います。
最大の脅し文句です。
一旦は物別れに終わりましたが、後日その宗教をやめるという事で父は納得
してくれました。
(実際にはその後、宗教団体とのトラブルがあり、自主的に退会しました)
妻はこの時の父の脅し文句があまりにも強烈で、こういう脅しをする人は心の
どこかにそんな気持ちがあるからそういう言葉が出るのだ、と言います。
私は、変な宗教をやめさせるためにあえて強い言葉を選んだのだろうと思い
ますが、妻はこの考えを「自分よりも親をかばうのか」と言って非難します。
このタイミングで実際に会社もやめ、どこか遠いところにでも行っていれば今
こんな状況にはなっていなかっただろうと妻は言います。
それはそうだったかも知れませんが、そうしなかった以上、昔の事に仮定を立てて
論じても意味がないと私は思います。そうしなかったのだから仕方ないのです。
いざこざもおさまり、強権をふるう兄の元で仕事を続ける日が戻ってきました。
その会社には姉妹会社があり(ここから姉妹会社をB社、本業の会社をA社と
します)、もともとはA社の製品を販売するための会社として立ち上げたもので
したが、この時点ですでにA社の製品の取扱はほとんどなく、独自路線を進ん
でおりました。
私はこのB社の社長を兼任することになりました。(ほぼ無給です。)
社長と言ってもB社の大株主は兄(70%超)ですからここでも兄の言うことを
聞かなければなりませんでした。
B社は経営難に陥っており、私個人が社長としての責任を取ってB社に500万円
貸し付けてなんとか切り盛りしておりました。
新製品を開発して経費がかさむと「比較的自由にやらせてやっているが、これで
いいと思うのか」と言われたりA社からB社に数千万円貸し付けてA社の株式を
買うなど、私の思うような経営は全くできませんでした。もちろんこんなマネーゲーム
のような事でも数千万円のお金が動きますから取締役会で決議する訳ですが、
一方的な解任権を持つ兄に対して強いことなどいえるはずもありません。心の中では
反対と思いながら、満場一致で承認可決と書かれた議事録に印鑑を押すあの辛さは
忘れられません。
このようなストレスフルな職場で10年ちょっと経ったころ、とうとう私は鬱になって
しましました。A社の仕事で他県へ車で行った帰りに高速道路で壁に激突したら
楽になれるだろうか、などど考えるようになってしまい、このままではいけないと
状況を妻にうち明けました。
妻は兄をそんな風には思っていなかったそうです。
それまでには数回しか顔をあわせたことはありませんでしたが、いつもニコニコ
していて脳天気な人だと思っていたそうです。
妻に励まされ、仕事をできる状態には戻りましたが、一つの確信が生まれました。
「兄弟は不平等な環境においては同じ会社で仕事をするものではない」
兄は何事も損得勘定で考えるようなところがあり、情を大切にと考えている私
とは意見が合わず、私だけがストレスを感じていて、兄は別に何とも思っていない
ようでした。
数年して再度鬱状態になった私を見かねて妻が「辛かったら会社やめたら?」と
言ってくれました。
私は兄にA社をやめたいと申し出ました。
兄は出資のバランスで主従関係を構築し、それに基づいて行動する人ですから
A社の退職金でB社の株式の兄の保有分を買い取りたいと切り出しました。
とにかく私は兄から離れたかったのです。B社はA社の株式を大量に保有して
いましたが、この資本関係を維持したままB社が私のものになることを兄が快く
思うはずもありません。B社保有のA社株式は自分が持ち株会社を作って全て
買い取るからA社から貸し付けている金を一括で返せ、と兄は言います。
この時点でA社株式は不況のあおりで下落していましたからA社株式を売却した
結果3500万円の損失が出ました。これまでコツコツ蓄積した剰余金は吹っ飛び
B社は資本金をやや下回る規模の会社に成り下がりました。
そして兄の保有するB社株式を全て私が買い取り、B社は実質的に完全に私の
ものとなりました。
兄との付き合いはこれで終わったと考えています。特に修復したいという気持ちも
ありません。
A社を退職して妻は私に言いました。
B社が経営難なのは知っている。1年間はガマンするからがんばって。
この言葉にどれだけ救われたことか知れません。
私自身、B社の仕事は嫌いではありません。どちらかというと楽しんでやって
います。ただ、利益が出ないまま続けているので社長であっても給料はほとんど
ない状態です。妻もよく付いてきてくれていると感謝しています。
しかし、経済的に無理があるのは当然です。
とはいえ、両親はすごくお気楽な人で、私が苦しい状況にあるのを知っているのに
私自身が援助を申し出ないことから何も言ってこないのです。
電話の一本もありません。
妻はこれが不満で、普通なら様子を聞くために電話の一本もよこすだろうし、両親
の兄弟間の扱いの違いも納得できないと言います。
宗教の問題の時は不必要なほど干渉をしたくせに、親として行うべきことが全くできて
いないと言って「私」を非難します。
私の理想は、妻も両親も普通に会えて、普通に笑って過ごせるというささやかな状態
です。両親には妻の気持ちを伝えたつもりですし、私がどう接してほしいと思っているか
を伝えたつもりなのですが、イマイチ伝わっていないようです。
妻は私が全ての元凶だと言うに至りました。
最近は頻繁に離婚を口にするようになりました。
しかし、平常時は至って普通なのです。普通に会話して一緒にテレビを見て笑っている
のです。が、ふとしたきっかけで両親の話でケンカになります。
そのきっかけというのも全く関係のない「マクドナルドのポテトの原価は○○円」という
話題でもスイッチがはいることがあります。子供の学校のテストの結果で「社会は今は
まだがんばっておかなくてもいいと思う」と私が言っただけでもスイッチが入ります。
そのほか、税金の納付書が届いた時にも、運動会が何時に始まるかという話でも
スイッチが入ることがあります。非常に不安定な状態で、今どうにかしておかないと
妻は崩壊してしまいそうです。
先日私は両親と話しをしてきました。
宗教の問題の時に言ったことで傷ついているというと父は「謝りたい」と言ってくれました。
しかし、A社のこと、兄の扱いのことは長男を立てて繁栄を目指すののどこが悪いという
考えもあるようで、私自身はこれは口出しすべきことでもないと思いますが、妻は違う
ようです。そこに関する気持ちを直接聞いていないまま両親を憎むようになってしまった
状態です。
両親と妻はかれこれ1年位会っていません。お互いどう思っているかということは話し合っ
たこともありません。私が間に入ってやりとりしていることで問題がこじれているのかも知れ
ませんが、私は妻の気持ちを理解しているつもりですし、両親とも仲良くできると思って
いますから、いまのこの状況はとても苦しいです。
この後、私はどのように行動すればいいのでしょうか。
妻にはどう説明すれば納得してもらえるのでしょうか。
両親のお気楽さは直らないと思いますし、兄との関係修復は無理だと思っています。
妻と両親の関係修復へのアドバイスを頂ければありがたく存じます。
2012年10月19日 19時54分
教えて掲示板の回答
吉岡心理相談室
吉岡里依です。
15年の間にはたくさんの出来事とたくさんの思いがあるのですね。
よく頑張りましたね。
大変なご苦労だったと思います。
あなたはとてもまじめで気持ちが優しい方ですね。
次男として精一杯ご両親に仕え
弟として兄貴に仕えたのですね。
その15年間は誰もまねする事が出来ないものだったと思います。
本当にご苦労さまでした。
今,お身体や精神は落ち着いているのですね。
人の幸せはそれぞれ違うものです。
価値観もそれぞれ違います。年齢が余計に違うものになるでしょう。
奥さんとご両親との修復を目指すよりも
あなたが奥さんを大切にして,幸せな日を毎日暮らして行くことが大切かと
思います。
あなたをいつも支えてくれた奥さんを大切にする事が
今のあなたのする事のように思います。
奥さんといつまでも仲良くして下さいね。
2012年10月22日 22時37分
お礼コメント
吉岡心理相談室 吉岡里依さま。
ご回答ありがとうございました。
優しさに満ちたご回答、心に沁み入ります。
これからどう進んでいくべきか、少し先が明るくなったように感じます。
「あなたをいつも支えてくれた奥さんを大切にする事が
今のあなたのする事のように思います。
奥さんといつまでも仲良くして下さいね。」
これまで本当の意味では妻を大切にできていなかったのが理解できました。
妻はいつも私を全力で支えてくれていたんです。なのに私は頓珍漢な反論を企ててしまっていました。これが最大の過ちだったのですね。
今後は楽しく毎日を過ごせるよう気持ちを切り替えてみようと思います。
ありがとうございました。
2012年10月23日 13時26分
横浜 黒木カウンセリングルーム
はじめまして。黒木カウンセリングルームの黒木と申します。
ご心痛お察し致します。
ご相談内容は、現状をどう把握して対処するかの問題ですので、それについてアドバイスをさせていただきます。
奥様とご両親の関係はひとまず置くことです。
奥様も、ご両親も、もちろんお兄様も、あなたに変えることはできません。
奥様とご両親が普通に会えて普通に笑ってという状況は、あなたの一方的な望みであることをまず認識されることです。
変えることができるのは、あなたご自身についてのみです。
あなたが変わることで、はじめて奥様やご両親との関係性も変わる可能性がでてきます。
オーナーである会社の現状がどんなに大変であろうと、あなたの責任において選択してきた結果ですね。
あなたの方に、ご両親に対する依存心はないでしょうか?
ご両親の方から援助の手を差し伸べてくれるべき、という考えは社会人として甘いのでは?
ほんとうに大変であれば、会社のために一経営者として、あなたの方から援助を依頼すればいいだけの話です。
「仲良くしてほしい」「察して助けてほしい」といった「○○してほしい」という考えは、問題の根本的解決にはつながりません。
そういったあなたの依存的な言動が奥様の不安や恐怖心を呼び起こし、それがご両親に対する怒りとして表出されているように思います。あなたへの不信感を「あなたが何もかも元凶だ」といった言葉で吐き出したのではないでしょうか。
いったんご両親のことは切り離しましょう。
あなたと奥様、そしてお子様たちとのことを最優先に考えていく。
どんなことがあっても家族の生活は自分が守る、と言葉と行動で表すことです。
会社経営者として主体的な展望を示すことです。
まずはそれだけに全力を注いでみてはいかがでしょう。
少々厳しい内容になりましたが、これまでやってこられたあたりめさんなら改善できるはずです。あたりめさんの精神的に自立した姿を見せることによって、奥様と新たな信頼関係を築いてください。
応援しています。
2012年10月20日 19時46分
お礼コメント
横浜ハートの相談室 黒木カウンセリングルーム 黒木さま。
ご回答ありがとうございました。
「変えることができるのは、あなたご自身についてのみです。」
この一行が特に心に響きます。はっきりとした方向性を示す必要を感じていますので、まずはそこから挑戦していこうと思います。
「あなたの方に、ご両親に対する依存心はないでしょうか?
ご両親の方から援助の手を差し伸べてくれるべき、という考えは社会人として甘いのでは?」
この気持ちは全くありません。独立後、A社や両親、兄などからは1円も援助は受けておりませんし、それを求めるつもりもありません。というか、他者の財力に頼らなければやっていけないような会社はただの穀潰しですから、続けるべきではありません。
現状、業績は芳しくありませんが、徐々に手応えを感じられるようにはなってきました。業績好転を達成できれば最大の自信に繋がると考えております。
「どんなことがあっても家族の生活は自分が守る、と言葉と行動で表すことです。
会社経営者として主体的な展望を示すことです。
まずはそれだけに全力を注いでみてはいかがでしょう。」
なるほど、私はこういった面がかなり弱かったようです。
これまでの色んな事を気にしすぎて自信を失っていたのでしょう。
業績もようやく落ち着いてきた事ですし、全ての面についてもう少し自信を持って進んでいこうと思います。
ありがとうございました。
2012年10月23日 13時17分
MEDICAL LIFE COUNSELING
あたりめさん。はじめまして。和田と申します。
さて、宗教に関してですが「全ての宗教団体」は、組織になった時点で
「利益」を得ないと維持できません。新興宗教ではないから財産を取ら
れる事はない等とお考えのようですが、それは「入会間なしの新入りさん」
なのでそう思い込まされているだけです。時間がたってある程度の立場
になってくると「勧誘」や「お布施」を暗黙で強要されます。
既に脱会されたようですので、今後、それらの関係者に関わらなければ
大丈夫だと思いますが、万一、関係を続けていると全て無くす事になる
でしょう。
そして、現在、最優先なのは「会社の業績」を上げる事だと思います。
不景気だからなどは経営者としては、言い訳にはならないと思います。
不景気でも業績を伸ばしている会社もありますし、それはオーナーの
貴方次第です。
経営者になったら「どこまでも孤独」な立場になります。
会社の業績を上げ続けていれば、奥さんとご両親の関係も徐々に
回復していくでしょう。逆に言うと、会社の業績が上がらない限り、
奥さんはご両親に強く出られないと思いますよ。
2012年10月20日 16時20分
お礼コメント
MEDICAL LIFE COUNSELING 和田さま。
ご回答ありがとうございました。
宗教の件は既に完全に決別しておりますのでご心配なく。
ただ、彼らの名誉のために申し添えておきますが、彼らは「宗教法人」ではありません。人としてどう生きるかということを日々集まって研鑽している任意団体であって、葬儀などの儀式には関わらないというスタンスの少人数の集まりです。会合が散漫になることを防ぐため、ルールとして積極的な勧誘は禁じられており、誰がリーダーということも定められておらず、みんなが対等に意見を出し合うことで会合が進んでいくという「仲良し倶楽部」に「自己啓発」をプラスしたような集まりです。したがって勧誘やお布施などは一切発生しません。
この宗教の事は父の恫喝の元となったこと以外には本題とは関係ありませんのでこれくらいにしておきます。
この点へのご忠告を頂いたことで、やはり「宗教」というにおいのするものは、いわゆる「カルト宗教」と混同されやすいのだなと実感した次第です。
さて、「会社の業績」を上げる事、これは私も最重要と位置づけており、日々努力しております。心強い助言としてありがたくお受けいたしました。進むべき道が一つ示されたように感じます。
ありがとうございました。
2012年10月23日 12時56分