教えて掲示板の質問
「うつ病の治療と転職の相談です。どんな形で今の仕事を退職するのが良いでしょうか?」に関する質問
- 受付終了
山中(仮)さん
独身 28歳 サラリーマン 職種:営業(法人飛び込み)
今の会社に入社して5年目になります。
うつ病と診断されたのがちょうど今から一年前になります。
転勤を期にルート営業から法人の飛び込み営業に変わり
飛び込み営業を始めてから半年たったころから
憂鬱な気持ちが続くようになり、仕事以外で人と話すのがおっくうになりました。
大学時代から仲の良い友達の誘いも断るようになり
最終的には友達からかかってくる電話もとるのが怖くなるようになりました。
電話で話すとすぐに今度会おうという話になるからです。
そのとき会いたくないと思った理由は
ストレスで過食になってしまい、急激に太ってしまっていたことが
一番の理由だったのですが、
もう一つは約束をしたときは本当に遊ぼうと思っていたのですが
遊ぶ当日が近づくにつれて、嫌で嫌でしかたがなくなることです。
一旦、行動し始めるとそうでもないのですが
行動するのにすごくパワーが必要になりました。
転勤する直前から転勤してからも仕事の不調が続き
職場の人からも何でそんな失敗をするのわからないといわれるような
失敗をしたり、理論立てて物事を発言できなくなったり
もう同じ失敗をしないと悩んだことですら忘れてしまって同じミスをしたりと
自分でも自分がわからないようなことが多々起こり始めました。
以前付き合っていた彼女がうつ病だったこともあり
昔調べた知識もあってうつ病ではないかと思って
その疑念を払拭する意味もかねて近くの心療内科の
診察を受けました。
診断結果はうつ病と言われ薬をもらったのですが
その先生の診察方法もあまり信頼できるないようでは
なかったことと、自分自身も「自分はうつ病」と思って
診察をうけたことから「ようは気の持ちよう」なのかなと思い
通院をやめてしまいました。
それからは憂鬱な気持ちと周囲から言われるありえないミスが
無くなったわけでは無く、どんどんエスカレートするいっぽう
また、今の仕事の世界もだんだん見えてきて
自分が一生続けていける仕事では無いと意思が固まっていきました。
すると、今の仕事が何もかも嫌になってしまい。
会社の人に極端にそのようなそぶりは見せていませんが
心の中では「嫌だ、嫌だ」と叫び続ける毎日です。
すると、不思議なように実績がまったくでなくなりました。
営業はハートが大切とよく言われているのですが
そのとおりになってしまいました。
しかし、自分の物差しになってしまうのですが
行動量やお客さんに対するスキルは多少は向上しています。
今まで見えていなかった商談のプロセスややり方など
身についたこと。多少なりとも今までできなかった商談を
作れるようになったことは事実です。
しかし、自分の中に達成感や喜びが積みあがることはなく
商談後に残るのはなんとも言えない罪悪感と不安感でした。
この頃からは営業としての根源のところ
よく営業のハウto本として「お客様にサービスを提供して、それの代価を
いただく、そして喜んでいただく」ということが書いてあります。
私が勤めている会社も理念としてはこのように掲げています。
しかし、現実の世界はやはり泥臭いことをしないといけません。
「まだ値引きができるのをもう値引きができない」と話をしたり
お客さんが求めている関心をずらして、自分たちの会社の仕様に
有利なように話を展開していかないといけない」など
営業として当たり前のことをすることがおっくうでしかたありません。
今では商談すること自体辛くなってしまいました。
このような経緯もあって業績も最悪なため
上司からは日々の活動は日報、昼に午前中の仕事内容の報告
残業も許されず、定時で帰るように言われるまでになってしまいました。
実績も出ていないのに残業するのは給料泥棒とも言われてしまいました。
ただ、上司の気持ちもわかっています。
自分の仕事のサイクルを身に付けさせるためと
意思をはっきりさせるために1訪問1訪問の内容を見るように
しているとも言われています。
また、営業の先輩たちもよく励ましてくれたり、フォローをしてくれたり
ほかの上司からはお前はスロースターターだろうが絶対伸びると
期待してくださってる人もいます。
ただ、その期待を裏切ってしまうような実績とミスが続いていることと
自分の根底のなかで「営業という仕事が自分に合わない、早く転職したい」という気持ちがあるので期待してくれている上司とフォローしてくださっている先輩に
申し訳なさと、自分の不甲斐なさが募るばかりです。
今はただ苦しくてしかたありません。
なので、ひとつの結論として辞表を出そうかと考えています。
ただ、今の世の中すぐに次の仕事につけるとは思えません。
今までの自分の仕事を振り返っても、とてもすぐに即戦力になれるとも思えません。
両親には転職するかもしれないと伝えていますが
今の状況はとても伝え切れていません。うつ病と診断をうけたことが
あるのも伝えきれていません。
現状をまとめるとこのようになります。
最終的に私が迷っているのは
①まずは本当にうつ病かどうか
②うつ病とわかった時点で会社に迷惑をかけたくないので
辞表をだして辞めて、次の就職先を探すのか
③うつ病とわかった時点で、治療期間を設けて
直ったところで次の仕事を探すかです。
自分の中で長い時間考えた末、今の仕事を変えることは決めています。
そうであれば、まず診察を受けてから相談すべきだと思われるかも
しれませんが、自分の気持ちを整理することにもなると思い相談しました。
アドバイスをいただけると助かります。
よろしくお願いいたします。
2011年9月13日 20時39分
教えて掲示板の回答
鈴木メンタルオフィス
山中様
はじめまして。
鈴木メンタルオフィスの鈴木と申します。
苦しい胸の内を語られたメール、拝読させていただきました。
私は、心理カウンセラーと同時にバイオリズムコーディネーターも業としております。
全ての人は独自のバイオリズムを持って生きています。
私はそのバイオリズムを12の単位で年、月、日、時間と分析しております。
この部分でご興味がありましたら、下記HPを覗いて見て下さい。
http://www.suzukimental.jp/
このバイオリズムに関しまして推測いたしますと、現在の山中様は充電期ではないかと思いました。
詳しい事はここでは控えますが、現在、ご自分がパワーダウンの状態かも知れないという事を少し意識してこのメールを読んで下さい。
「営業として当たり前のことをすることがおっくうでしかたありません」
私もカウンセラーの前は30年間広告代理店で営業をしておりました。
最初は同じように本を読み、営業とは何ぞや、など人と同じような営業を目指して頑張りました。
そんな中、営業は自分を売る事か!と気付き、何も当たり前の事を人と同じ様にすれば業績が上がるとは限らない事がわかりました。
クライアントは会社ではなく、営業マンと付き合いたいんではないかと・・・
この事は、営業に限らず、他の職種にも当てはまるかと思います。
ルート営業から対法人の飛込みでは、さぞ苦労されたかと思います。
今の会社のように細部まで管理された環境では伸び伸び働けないかもわかりません。会社をかえる事も選択肢の一つではあると思いますが、今の逆境を逆手に取って、自分がどこまで出来るか堂々と勝負してみる事もありではありませんか?
会社の為ではなく、ご自分の為です。
「①まずは本当にうつ病かどうか」
これは医学的な基準に基づく判断です。別の医療機関でセカンドオピニオンを求める
事をお勧めします。
「②うつ病とわかった時点で会社に迷惑をかけたくないので
辞表をだして辞めて、次の就職先を探すのか」
まずはご自分の事を最優先に考える方が良いかと思います。
会社は命や健康を賭ける場所ではありません。
うつ病の自分が今の世の中で再就職先を決める、かなり厳しい現状かと思います。
少なくとも、転職にあたり、ステップアップを目指して下さい。
「③うつ病とわかった時点で、治療期間を設けて
直ったところで次の仕事を探すかです。」
実家在住などで経済的な余裕があり、治療期間を充分に取れるのであれば、一つの
選択肢かと思います。
しかし、本当にうつであった場合、ケースバイケースですが、完治までは少し時間を要する場合があります。
その期間をご自分の中で有意義に消化可能かどうかかと思います。
うつ病は脳の病気です。
適切な治療をすれば必ず治る病気です。
山中様が信頼できる医者とカウンセラーに巡り合える事をお祈りいたします。
また、優秀なカウンセラーはお住まいの近くに必ずいます。
常に山中様の味方です。
一人で悩まないで下さい。
鈴木達也
2011年10月7日 12時41分
成功報酬型カウンセラー
阪急庄内駅前の東洋心理学による心カウンセラーです。
あなたはうつかどうかは問題ではありませんので医者には行くべきではないと思います。
というのは目的感を喪失していることが全ての原因になっているからです。
何のために働くのか。自分に合ってない。あなたが自分で言っているとおりです。
そこでまず何のために働くのか、を再度考えましょう。そして今の仕事では目標がない結論に達したならば、さっさと辞めて、やりがいのある仕事に移るべきと思います。
それで新しい仕事をやり始めてもやる気がでなかったら、その時初めてうつの治療にかかればいいのです。最初から医者ありきではないのです。
さらに、うつはカウンセリングだけで治りますので医者に行く必要はありません。
スカイプがあれば当方とお話ができ、うつもどんな悩みもどんどん解決していくでしょう。
2011年10月5日 09時07分
訪問心理カウンセリング自然のこころ
山中(仮)さん初めまして、自然のこころの西岡です。
飛び込み営業に変わってから、憂鬱になられるようになったのですね。
仕事以外でも人と話すのが億劫になられているようですが、
仲の良い友達からの電話にも恐怖感を感じられているという所が気になりました。
また、行動するのにすごくパワーがいる。
気をつけているつもりでも、同じミスを繰り返す。など
ウツを疑っても良いのではないかという状況ではあると思います。
心療内科をご自身の判断で受けに行かれた事は大変良かったと思います。
心療内科や精神科などの病院は、受診するにも勇気がいることです。
ですので、症状が重度になられて、ご家族に連れられて来られる方が多いと聞いたことがあります。
そういった意味では、ご自身で受診されることをお決めになられたことは、早期受診に繋がったと思いますし、治療期間もその分短くなるのではないかと思います。
ただ、「ようは気の持ちよう」というのは少し間違っています。
気の持ちようであるのは確かなのですが、
ウツの方にとっては、この気を持てないのが症状です。
精神の疾患ですから、精神論ではなかなか上手くいきません。
せっかく受診された心療内科ですが、医師との信頼関係は築けなかったようですね。
強要は致しませんが、もし、治療方針に従う気にもなれないような状態でしたら、別の病院に変わられることをお勧めします。
現在のところ、ウツの症状には投薬治療が有効とされてますし、
少なくとも、経過を見ながら、医師と処方を話し合えるのであれば、
無理に病院を変える必要はないかもしれませんね。
①まずは本当にうつ病かどうか
残念ながらカウンセラーの立場からは医療的診断できかねます。
ですが、うつ病である可能性は十分にあると思いますので、
ご自身が信頼できる病院をお探し下さい。
②うつ病とわかった時点で会社に迷惑をかけたくないので
辞表をだして辞めて、次の就職先を探すのか
答えはご自身の中にしかないのが現実です。
自分が一生続けていける仕事では無いと意思が固まっていきました。
自分の根底のなかで「営業という仕事が自分に合わない、早く転職したい」という気持ちがある。
と仰られていますから、ご自身の中で答えは見つかっているのかもしれません。
③うつ病とわかった時点で、治療期間を設けて直ったところで次の仕事を探すか
これはうつ病だとわかっている状態でですので、治療期間は設けていただいた方が得策です。
もちろん、生活環境など、無職でいられないという事もあるかと思います。
ですので無理強いはできませんが、
山中(仮)さんが今の状態になられた原因であるストレスから
極力遠ざけて静養なり勤務なりをなされば良いかと思います。
そうした生活の中で、不安や迷いが出てこられ、
医師の説明も納得できず、ご自身でも答えが見えなくなった際は
最寄のカウンセラーを一度お尋ねください。
病院などではないので、相性が悪ければカウンセラーを変えればいいですし、病院の治療とは違った形で、これからの方向性が見つかるかもしれません。
それでは、無理せずご自愛頂けるようお願いいたします。
2011年10月5日 03時25分
スマイルシスコ
山中さま
はじめまして。柏の味方カウンセラーおくだふとしと申します。
ご相談の内容を拝見いたしました。転勤を機にうつ症状が出始めて、実績が伸び悩み、人と会うことすら嫌になってきた、今までできることもうまくできなくなってきたということですね。この状態が続くことで、自分が自分でなくなるような気持ちになってしまう・・・これらの症状を持ちながらの生活は、かなりお辛いものと拝察いたします。
山中さんがそうもしながらも、ご自分でこれからのことを考えるためにもここに相談されたことに感謝いたします。
今の状態は、生きるためのエネルギーが切れかかっている状態です。人間には、そのような状態になり始めると、いかに上手にエネルギーを回復させるかということに、自然に注力し始めます。それが「うつ症状」です。ご自身が、お困りになっておられる症状のほとんどがそうなのです。
この症状は、生きるためのエネルギーをためるために、あらゆるセーブ機能を働かせます。ちょうどこの夏の節電と同じで、大きな消費先からどんどんカットしていきます。発電量が追い付かない状態なのです。決して山中さんご自身が、スキルが低くなってしまったとか、覚えが悪くなったということではありません。考えたり、行動したりすることで失われるエネルギーを抑えるために、生存本能がそうさせないプログラムを発動させているだけなのです。
この状態から抜け出すには三つのことを調整することです。
・お仕事をお休みすること。
・病院にかかること。
・お仕事などの量を見直すこと。
こうすることによって、十分なエネルギーが確保されます。病院へはかかられていたけれども医師が信頼できなかったといわれておられましたね。やはり信頼できる、できないは大きな要因ですので、それでよかったと思います。医師にも得手不得手があります。特に相談されるこということにはトレーニングを積まれていない方もいらっしゃいます。が、症状に対する薬の組み合わせに関しては専門家です。今度かかられるときには、次のようにしてみてください。
薬に対する効果の報告をすることです。いただいた薬を飲み始めてどうだった、症状がこのように変わった、変わらなかったというようにです。カウンセリングをしっかりやってくださるところであれば、このような心配は不要なのでしょうが、そうでないなとお感じになられたのならば、試してみてください。
お仕事をお辞めになって治療することについてですが、今の山中さんの姿は本来の姿ではなく、セーブモード状態の姿です。いわば仮の姿と言ってもよいでしょう。この姿をもとに重要な決断するのは、少しお待ちになられたほうがよいと考えます。また、治療を受けるにしても会社の福利厚生などが大きな支えとなってくれることは間違いありません。お休みすることが心苦しいし、先輩方からの思いやりに応えられないとお思いになることも、先のセーブモードがさせていることです。このことを念頭に置いてください。これらの事から私がお答えするのは以下のようになります。
①まずは本当にうつ病かどうか
>精神科医が開業している心療内科、メンタルクリニックを受診して診断を受けてください。
②うつ病とわかった時点で会社に迷惑をかけたくないので辞表をだして辞めて、次の就職先を探すのか
>今は辞めないでください。
そのように思うのは、セーブモードが引き起こすものに対して湧き上がる感情(迷惑をかけること)です。
③うつ病とわかった時点で、治療期間を設けて直ったところで次の仕事を探すかです。
>今の状態から脱出する一番の方法です。
会社の保健制度や人事制度を使って、治療を受けてください。そして、治療後にもう一度、今のようなお気持ちが(転職をしたいなど)あるようならば、キャリアカウンセラーなどを利用してライフプランを立ててください。
山中さんは、とても頑張り屋さんでまじめな方とお察しいたします。それ故に、心に受けるダメージも大きなものとなっているようです。ここで、ご自身の今までを振り返る良い機会ととらえ、しっかりとした治療をされることを願います。
千葉県柏市 味方カウンセラー おくだふとし
2011年10月4日 23時49分
カウンセリングルーム佐世保
初めまして、カウンセリングルーム佐世保の中坂と申します。
山中さんのご相談を拝見しまして、今の状況から抜け出したくて苦しい思いをされてしんどいですよね。お辛いお気持ち察します。
でも、山中さんは、先輩に申し訳ないとか優しい気持ちで、勇気を振り絞りここに相談されましたことは、自分をいたわる意味でも自分自身を褒めてください。
山中さんの文章からは、うつの症状がとても伺えます。ただ、カウンセラーは、病気の診断は出すことを禁止されていますので、あくまでカウンセラーの個人的所見ですが、自分にあった医師をみつけ、診察と投薬を受けられることをまず、お勧めします。
その上で、山中さんは、とても心も疲弊してあるようです。ですから、医師の診断書をいただいて、仕事を辞める前に、休職か有給休暇で体を休めてください。ミスをするのは、体が休んでくれと叫んでいるようにも感じました。少なくとも3ヶ月は最初、必要です。
そして、休養する中で、自分をみつめなおしてください。山中さんは、休むことは仲間に悪いと思われるかもしれませんが、まずは、医師の診断書で自分をいたわってください。
そして、病院によっては、臨床心理士がカウンセリングを行なうところもありますので、医師に事前に相談のうえ、カウンセリングを受けられることをお願いします。うつの状態が強いと、カウンセリングが思わぬ方向に進むこともありますので注意してください。
そして、カウンセリングを受ける機会ができましたら、心のモヤモヤをカウンセラーにぶつけてください。決して、あわてず、その時期がきてからにしてください。カウンセラーにも相性がありますので、自分にあったカウンセラーに出会いましたら、いっしょに、今後のことを相談して、答を探されていいかと思います。
今は、とにかく、体を休めてとの体からのサインがでているのです。
山中さんは、それから自分の進むべき道をつかむ権利をお持ちです。その道を見つけられることを願っています。何かの力になれば幸いです。
2011年10月4日 23時31分
お礼コメント
中坂様
ご返事遅くなり、申し訳ありません。
ご回答いただきありがとうございます。
先生がおっしゃるとおり、一度休暇を挟んでいろいろ考えたい思いもあるのですが
今の会社でうつ病の方が何人かいらっしゃいます。
同じ、営業の人でも一度うつ病で休暇をもらい会社に復帰した人もいらっしゃいます。
会社の対応として表面上は私の会社はきちんとした対応をしてくれます。
ただ、現場の人が裏でそのような人たちに対する評価も耳にしているので
うつ病を理由に会社を休む=今の会社に存続するのは最終的には不可です。
私がうつ病かもしれないと思って、二度目の診断をためらった一つの理由です。
ただ、どちらにしても診断をうけない限り前進はないですよね。
休暇はとるかどうか今のところ考え切れないですが
もう一度きちんとした診断を受けてみようと思います。
ご回答ありがとうございました。
2011年10月6日 22時23分
追加コメント
周囲のことは、気にしないで、体を大切にされてください。体の叫びを受け止めてください。
2011年10月7日 12時03分
いくえい心理カウンセラ-室
理路整然としていて、具体的で、質問の主訴もきちんと整理されていて、よくまとめられた文章だと感じました。
質問に答えるのは、これが3度目になります。経験的には未熟かもしれませんが、メ-ル・カウンセリングの効果を実感して頂けるよう努力致します。
さっそく、本題に入ります。
1:[本当にウツ病なのか、どうか、について]
まず、あなたのウツ病認識度ですが、「気の持ちようでそうなったり、治ったりするもの」‐‐‐人によってはそんなケ-スもないとは言えないかもしれませんが、これには、それなりの要因や背景が存在して発症するわけで、その病態も様々です。
従って、病態に応じた治療法、クライアントに相応しいカウンセリングなどが求められます。更に、対症療法としての薬物療法、根治療法としてのカウンセリングというような段階や症状の度合いに応じたアプロ-チの仕方がある事を理解する事が大切です。
/ウツに対する捉え方にしても‥‥/
①WHO調査では、『日本のウツ病の生涯有病率』は、約15人に1人の割合(約6.7%)
②製薬会社ファイザ-調べでは、『8人に1人(12.5%)が、ウツ病およびウツ状態の可能性がある、とし、
③※【典型的なウツ病】は、どこの国でも、いつの時代でも‐‐‐人口の0.3%程度しか存在しない、と提唱する著名な専門家たちもいる。
④このように世の中に、ウツ病・ウツ状態という言葉が蔓延している割に発症頻度が低い要因のひとつに、近年、一般内科などで‐‐気分が滅入る‐‐眠れない‐‐食欲が無い‐‐などと訴えて、ウツ病と診断されるケ-スが増えているのも事実のようです。
2:[ウツ病と判明したら、今の会社に迷惑がかからないように、まず退職し、それから転職先を探した方が良いか?]
①今の会社に義理立てする気持ちがどうしてもあるのなら、それも良いし
②現実的に考え、まず、自分あっての他人と考えるのなら、仕事と平行して転職先を探すも良し、
どれを優先するのか、これは、あなた自身にしか分からない事。・・・生き方に対する価値観の問題だと思います。
〔ここで、カウンセラ-として言える事は〕
判断の基準を考えるときに―――えてして、正しいか否か‐‐‐と考えがちですが、正しいか正しくないかの判断は容易ではない、という事です。
常識のみで語れるものでもないし‐‐‐他人のケ-スが必ずしも参考になるとも言い難い‐‐‐また、正しさのモノサシなんて①場面によったり②時代の情勢によって、変わったりするものでもある。
【人は、納得してはじめて次へ進めるもの】でもある。
あとで、振り返ったとき後悔する事ほど、辛いものはないと思います。
心から納得できる方法を優先するのも、選択肢のひとつではないでしょうか。
3:[ウツと分かった時点で、しっかり療養して回復した後で転職先を探した方が良いか?]
①ウツの程度によって、または個々人によって・・・療養の仕方、療養の必要性は違ってくると思います。
極端な事を言えば、療養せずに仕事を続けながらウツと向き合った法が、金銭的な不安も無くて、仕事へのブランクや職場復帰の心配をせずに済む、・・・といったケ-スだってあり得ます。
②その答えは、自分と素直に向き合う事で、【こころがメッセ-ジとして届けてくれるもの】でもあります。信頼できる応援者と相談してみて決断するのも良いかも知れません。
貴方の中では、その決断は99%固まっているようです。
今のあなたに必要なのは、【そっと、後押ししてくれる‥‥残り1%へのアプロ-チ】―――のような気がします。
2011年10月4日 23時21分
お礼コメント
いくえい心理カウンセラ-室様
ご返事遅くなり、申し訳ありません。
ご回答ありがとうございます。
うつ病に関する情報から、私の質問に対し丁寧に一つ一つ
お答えいただき、本当にありがとうございます。
先生のコメントでドキッとしたのが
私が求めているのが「そっと、後押ししてくれる‥‥残り1%へのアプロ-チ」
ではないかとの回答です。そうなのかも知れません。
うつ病かどうかはっきりさせたいのも、転職するための自分に対する
理由付けのためかもしれません。
ただ、自分自身まだはっきりできないことがあるのも事実なので
再度、診断を受けてみようと思います。
お忙しい中、ご回答いただきありがとうございました。
気持ちが楽になりました。
2011年10月6日 22時13分
心の駅
はじめまして。
心の安心と安定のカウンセリングルーム「心の駅」で
臨床心理コンサルタントをしております、守屋誠と申します。
実際にお会いしておりませんし、ご質問の内容だけではコメントが難しいですが、察するところでお話させていただきます。
ご質問内容を読ませていただくとご自身の状況について、きちんと把握されてる方と思われます。
ご自身の5年間のお仕事のキャリアも立派です。
しかし、「営業という仕事が自分に合わない、早く転職したい」という思いが強くなったとのこと。
いつ位から気持ちがこのようになったのか、ご自身の性格や物事の向き不向きも本人にしかわかりません。
かなり無理している状態のように伺えるので、現状から以前の本来の自分に戻るためにも同じ気持ちを共感できる人に相談したり、長期休暇が可能ならば申請して身体を休めてからご自身の気持ちを整理し判断をしていくのがいいのではないでしょうか。
休暇中は、お友達やうつ病、仕事の事は考えないで身体を休めてください。
くれぐれも無理は、禁物です。
その後、気持ちの整理をきっかけに、ご自身の中で新しい考え方が出てくると思われます。
2011年10月4日 21時51分
お礼コメント
守屋誠様
返事が遅くなり、申し訳ありません。
ご回答ありがとうございます。
ほかの先生方からも自身の状況について、把握していると
コメントをいただいているのですが
自分が本当にうつ病かどうか迷っている要因の一つです。
本当に苦しいと思っているのは本当だと思うのですが
うつ病という病気を知ってうつ病を理由にして
自分が今の仕事から逃げ出す理由にしているのでは?と考えてしまいます。
そう考えると自分はなんてずるいんだ!!と思ってしまうのです。
そういった疑念を払う意味でも、もう一度診断を受けてみようと思います。
このような相談の場を提供していただきありがとうございました。
少し心を休めながら、これからのことを考えていこうと思います。
2011年10月6日 22時03分
リバ-カウンセリングホ-ム
うつ病と診断されたのであれば、先ず薬の治療と休養です。また、カウンセリングもお勧めします。焦らずまた早急に退職を決意なさらない方が良いでしょう。
要請があればカウンセリングしますので、ご連絡をお待ちしています。
2011年10月4日 21時03分
お礼コメント
リバ-カウンセリングホ-ム様
ご返事遅くなり、申し訳ありません。
ご回答ありがとうございます。
まずは、うつ病かどうかはっきりさせるためにも
診断を受けてみようとおもいます。
ありがとうございました。
2011年10月6日 21時55分
新川公園前メンタルカウンセリング
新川公園前メンタルカウンセリング・千嶋です。
ご相談ありがとうございます。
馴染めないお仕事を試行錯誤されながら頑張って来られたのですね、お疲れ様です。
まず、今あなたが一番に考える事は、転職ではなく体調管理です。
ご自身でも何の病で投薬を受けているのか、淡い不信感がおありでしたら、ここを見直す必要があります。
欝であれば、不眠・食欲不振・動悸・自虐念慮など、特有の症状があります。
もう一度ご自身の症状を見詰め直してはいかがですか?
カウンセリングが可能な医療機関で、最低限の投薬からやり直す事も大切だと思います。
焦りの感情で、先々を心配するあまり、少しずつ計画的な行動が苦手になってしまっては、この先も同じ事を繰り返してしまう可能性もあります。
体調を整えることを優先的に考え、ゆっくり次の事に取り組んでください。
あなたの文面から、真面目で几帳面な様子を感じました。
この状況でこれだけ冷静なのです。
自信と勇気を忘れないでください。
健康から始めましょう。
心理カウンセラー 千嶋 のりえ
2011年10月4日 20時06分
お礼コメント
千嶋のりえ様
ご回答ありがとうございます。
ご返答遅くなり申し訳ありません。
やはり、まずは自分のことを知ること・・・
体調面を含めて、ひとつは診断を受けたほうがよいかもしれませんね
先生がおっしゃるとおり、何かを計画立てて考えるのが
以前よりも苦手に感じます。仕事面もプライベート面も含めててです。
何事にも心の準備に時間がかかるようになってしまいました。
「自信と勇気」がもてるように、少しずつ体調面も改善しながら
やっていこうと思います。
暖かいアドバイスありがとうございました。
2011年10月6日 21時45分
MEDICAL LIFE COUNSELING
山中(仮)さん。はじめまして。和田と申します。
まず「うつ病」かどうか?という事ですが、ご自身で原因を特定されていて
客観的に自分を観察出来ておられるので「うつ病」と断定してしまうのも
無理があるような気がします。(あくまで対面してみないと判りません)
ホントに病気としての「うつ病」の方が書ける内容ではないような気がします。
そして、お仕事の件ですが、次の勤務先(転職先)は、まだ、決まって
おられないようですね?
それであれば、転職は考え直された方が良いと思います。
転職する際に、一番大事なことは、どんな仕事を与えられるか?と
言うより「自分がどんな仕事で社会の中に自分の居場所を確保するか?」
だと思います。
単に、飛び込み営業が嫌で、自分で消化できずに、逃げ出そうとされて
いるだけではないでしょうか?
多分、営業が合わないというのではなく、
>自分の中に達成感や喜びが積みあがることはなく
>商談後に残るのはなんとも言えない罪悪感と不安感でした。
この部分だと思います。
生真面目で、細かな事も気になる几帳面な方だと思います。
営業は、もっと「鈍感」にならないと続かないと思いますよ。
仕事のストレスをうまく発散できれば、大丈夫だと思います。
そして、他に、何か技術・資格を持っていたり、やりたい事が
あるなら転職も良いと思いますが、書き込みの内容での転職
には、賛成いたしかねます。
もう一度、考え直してみてください。
2011年10月4日 19時20分
お礼コメント
和田様
ご回答ありがとうございます。
返事が遅くなり、申し訳ありません。
先生がおっしゃるとおり、今自分が社会の中で
何をしたいのか、そもそも存在意義があるのか考えていますが、
答えを見つけられないのが現状です。たしかに、今の仕事から逃げ出そうと
しています。それに対して、情けないとも思いますし
自分のこれからの目標を今の仕事の中で見つけられる自信がないのも本当です。
ただ、現状のままで転職しても先生がおっしゃるとおり、根本的な解決には
ならないですよね。転職するにしても、もう少し今の自分を考える時間を
作ろうと思います。私の目線で考えていただき、ありがとうございました。
2011年10月6日 21時53分
追加コメント
仕事は、時に「スランプ」に陥る事もありますよ~!
難しく考えずに「お客様が満足して喜んでいただければ」
それで良いと思うのです。
どんまいどんまい!
PS:全ての人に存在価値はありますよ。
自分で気付かないでも、価値のない人はいません。
ポジティブに、楽しみながら行きましょう~ネ。
2011年10月7日 00時46分
追加コメント
宣伝ではないのですが、私の知人が本を出されました。
http://www.gentosha-r.com/products/9784779007095/
多分、御相談内容の解決のヒントがあると思います。
2011年10月9日 00時06分