教えて掲示板の質問

「対人恐怖症の認知療法について。やり方通りにやってもうまくいかず困っています。」に関する質問

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KKさん

高2の男子です。認知療法のやり方についてわからないところがあります。僕は対人恐怖症で悩んでいます。数ヶ月まえに認知療法を知って、本を買って実際にやってみようと思いました。しかし、やり方通りにやってもうまくいかず、コラム法もあまりやらず数ヶ月たってしまいました。

どう困っているかというと、認知の歪みリストを使っても適応的思考を見つけられず、気分も良くなりません。

具体的な例を出すと、

状況
授業で発言した時、バカなことを言って恥をかいた。

思考
みんな自分をバカにして、嫌ったり変だと思っているだろう。

認知の歪み
読心術…相手が本当にそう考えてるという証拠もないのに、そう考える

適応的思考
バカだなんて思ってないだろう。

このように、ただのポジティブ思考になってしまい、もしバカにされてたらどうしようという恐怖は消えません。気分もよくなりません。

おそらく、
「弱みがあったら価値がない」
という自分の根底の価値基準が変わっていないからだと思います。
その価値基準が働いたままだと、
「弱みがあったら価値がないけど今回は嫌われないだろう、嫌われてないと信じよう」
となるから、もし嫌われてたらどうしようという恐怖は変わらないと思います。

なので、気分を変えるには価値基準を変えなきゃいけないと思うのです。
「弱みがあったら価値がない。嫌われたら価値がない。」

「弱みは自分の価値の基準にはならない。どんな弱みがあっても価値がある。嫌われても価値がある。」

と書き換える。

そうすると、

・もし弱みがばれても、新しい価値基準「どんな弱みがあっても価値がある」より、その弱みは自分の価値の基準にはならない。よって、自分は弱みがあっても人に受け入れられるほどの価値があるから嫌われないだろう。

・嫌われても、「嫌われても価値がある」より、価値があるから、嫌われたらおしまいということはない。
価値は下がらないから、価値を維持するために無理して仲良くなる必要もないし、
それでも仲良くなりたいなら相手に対し謝ったり、できる限りのことをすることができる。

という適応的思考に辿り着けると思います。

なので、価値基準に気づけないと、適応的思考をつくることはできないと思います。
認知の歪みリストだけでは、このような歪んだ価値基準を使っていることに気づけないような気がします。

何か自分はやり方が間違えているのでしょうか?
本のとおりに、認知の歪みリストを使っても適応的思考に辿り着けません。
どういうようにすれば適応的思考をおもいつけるのでしょうか。

プロの方に対して、くどくて長ったらしい説明になってすみません。言いたいことがうまく伝わるように長々と書きました。認知療法に関して頼れる人が周りに誰もいないので、どうすればいいのかわからず不安です。アドバイスをいただけると嬉しいです。

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2014年9月20日 19時51分

教えて掲示板の回答

すずめの木相談室

相談者さんの頑張りが結果に出なくて困っていらっしゃいますね。
認知行動療法は確かに効果のある療法のひとつです。
「本に書いてある通りにやったのに効果がなかった!」というのは当然かなとも思います。
認知行動療法をきちんと理解し、クライアントに療法として使うにはそれなりの訓練と勉強が必要であり、ビデオや本で簡単にできるくらいならプロは必要ない事になってしまいます。
以前、すずめの木相談室でも「本を読んでTFT療法をやってみたけれどなんの解決もできなかった」と言う方がいらっしゃいました。
TFT療法はこういうものですと図解も含めて丁寧に説明し、実際に体験してもらいました。
「こんなふうにやるなんて思いませんでした.タッピングの強さも早さもやはり体験しないとわからないですね」と納得していらっしゃいました。
専門職のカウンセラーとしてきちんとトレーニングをしているからこそ効果が出ると言うのもあるのです。
認知行動療法のトレーニングうけてきたカウンセラーに相談した方が良いと思います。
(中には相談者さんのように本を読んでできる気になっている人もいますので...)
またカウンセリング療法は認知行動療法だけではありません。
自分に合ったカウンセリングを探してみてはいかがでしょうか。

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2014年9月23日 15時55分


お礼コメント

ご回答ありがとうございます。やっぱり独学では限界があるのですね。はやく専門家の方に相談すればよかったです。それと、治療法も認知行動療法しか知らなかったので、他にどんな治療法があるのかも専門家の方に聞いてみようと思います。ありがとうございました。

2014年10月2日 20時54分

フリーマインド

けいたさん、初めまして。
フリーマインドの高崎と言います。
よろしくお願いしますね。

認知療法のやり方を、本の通りにやってみたのだけれど、うまくいかずに困っているということですね。

けいたさんのやり方は、決して間違っているわけではありませんよ。
ただ、本来であれば、認知療法は、心理カウンセラーや認知行動療法士と一緒に、ゆっくりと手順を踏んで行うことが望ましいとされています。

それは、考えを変えたい、と思う人の根底を変えるには、かなりの時間と心の労力が必要だからです。
一人で認知療法を行うと、心の底を変えることまでにたどり着ける人ってなかなかいなかったり、そこにたどり着くまでに時間がかかってしまったりします。

また、認知療法は1回行ったから、という療法ではないので、継続して行う必要が有ります。
一人でやって効果が無いのであれば、心理カウンセラーや認知行動療法士と共に行ってみてはいかがでしょうか。

私も認知行動療法士の資格を持っていますので、一緒に認知療法を行うことが出来ますよ。
一度、お話をしてみませんか?

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2014年9月23日 08時01分


お礼コメント

ご回答ありがとうございます。やっぱり専門家の方に相談するのが一番近道ですよね。相談してみようと思います。ありがとうございました。

2014年10月2日 20時50分

心理カウンセリング らしんばん座

けいたさん、こんにちは。
カウンセリングルーム「らしんばん座」と、申します。

ご自身で認知療法の本を買ってきて、さっそく実践しておられるのですね。
ご相談を拝見しましたが、非常に良い"気付き"を得ておられますね。

>>「弱みがあったら価値がない」
>>という自分の根底の価値基準が変わっていないからだと思います。
この考えにたどり着くことが出来ただけでも、けいたさんにとって、認知療法は役に立ったと思います。

おっしゃるとおりでして、この根柢の価値基準を変えずに表面に現れた現象だけを切り替えようとしても、本当に"納得"は出来ないからです。
この納得できない感じは、けいたさんにとって「気分がよくならない」という結果になって現れてきています。

何が"納得"していないかというと、けいたさんの本心です。(本心の事を、心理学では「無意識」と言います。)

例えば例に沿って言うと。

授業で発言した時、バカなことを言って恥をかいた。
ここで、ひどく恥ずかしい思いをした。
そういえば小学校の時に、同じようなことがあって、ひどく恥ずかしい思いをした。もう、あんな思いはしたくない。
しかしこの記憶は、あまりに辛すぎるので、すっかり忘れていた。(無意識が意図的に消していたりします)
でも、「恥ずかしい思いをした」という感覚だけは残っているので、似たようなことが起きると、その時の感覚が蘇ってきて、
発言しようとすると、しり込みをしてしまう。
ちょっとからかわれただけで、ひどく怒ってしまう。等々といった現象が起きてしまいます。
(このような経験の事を、「未完了の経験」と言ったりします。)

一つの認知の歪みを取ってみても、その背後には、けいたさんのこれまでの経験が隠されているので、そう簡単に書き換えてしまえるわけではありません。
ともあれ、独学でここまでの気づきを得ることが出来たのは、素晴らしいことです。

あとは、根柢の価値基準を、どう変えていくことが出来るかです。
ここからは、出来るだけカウンセラーとか心理療法士と言った、心理の専門家と相談しながら進めることをお勧めします。

すなわち、例に挙げたような「認知の歪み」について、「未完了の経験」を探り当てて、それを解決するという作業が必要になってきます。
心理の専門家は、けいたさんと共に、「未完了の経験」を解決するという作業を行っていきます。
そのためには、一対一の対話によるカウンセリングが効果的ですし、心理療法によって、根柢の価値基準を変えることを促すことに役立ったりします。

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2014年9月22日 17時36分


お礼コメント

ご回答ありがとうございます。未完了の経験、思い当たることが何個がありました。専門家の方に相談してみようと思います。ありがとうございました。

2014年10月2日 20時49分

けいたさん、はじめまして。郷家あかりと申します。

対人恐怖症の改善のために、認知療法のワークをやってらっしゃるのにうまくいかない、とのことですね。

もともと、なんとなく気づいていらっしゃったこともあるのかもしれませんが、「思いグセ」について、順調に拾い出せている印象です。認知療法に出会えたことは、とてもよかったと思いますよ。

ただやはり、独りでやっていく…ということだとどうしても、深まり、広がりが限られます。
たとえば、「弱みがあったら価値がない」という信念に気づいても、それを"手放す"ことはまた別のことになるからです。

成果を出していくには、一時期でも他人(心の治療家、セラピスト)からの援助が必要であり、また、「弱みがあっても価値があるのだなぁ…」という深いレベルでの理解、そして何より、そのことを実際の体験を通して実感することが必要です。

高校生とのことですので、なかなか難しいかもしれませんが、専門家のサポートを得られるとよいですね。

以前私のところでも、遠方の学生さんが、
・まず一度、カウンセリングをし、私の方で見立て、方針を伝え、
・基本独りでワークを進めてもらい、
・定期的にスカイプやメールでのセッションをする
というやり方で、少しずつではありましたが、SADの症状を改善させ、楽に過ごせるようになった…、という例がありました。
(…と、これはご参考までにお話しさせていただきました。)

でも、今はカウンセラーを見つけて通う、というのは難しいでしょうが、ご自分でここまでやれていること、幾つもの気づきを得ていることは、とても大きいと思います。
いずれにしても、いきなり良くなった実感を得る…というものではありませんから、無理のないよう続けていっていただきたいと思います。

そのように、ご自分で気づき、時間を取って取り組んでいるということそのものが素晴らしいですし、後に出会うあれこれと結びついて、回復の助けに必ずなると思いますので。

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2014年9月22日 16時02分


お礼コメント

ご回答ありがとうございます。ご指摘の通り、やはり自分一人では大変なので専門家の方に相談してみようと思います。もしかしたら郷家さんのカウンセリングにもお世話になる機会があるかもしれませんので、宜しくお願いします。ありがとうございました。

2014年10月2日 20時34分

はじめまして。

岐阜県中津川市にありますCatchコーポレーション㈱ 小島と申します。

宜しくお願い致します。

ご相談内容を拝見致しました。

大変な努力をされていらっしゃいますね。とても素晴らしいと思います。

この社会にはたくさんの素晴らしい本がありますが、買って自分自身で試してみてもなかなか上手い具合にはいかないこともありますね。

それは、人は生身だからです。

全てが本に書かれておられる通りに自分自身に当てはまることではない場合があります。また、手順や方法に何か違いがあり効果が得られないかも知れませんね。

やはり、ご相談者様の状況に合わせた内容でお進めすることが大切です。十人十色ですから、前の方の方法が同じように通用することでもありません。また、同じ方が昨日と同じような方法でいいということでもありません。

毎日が違いがありますよに心も日々が違ってきます。その違いを合わせていくことが症状がいい方向に向かう要因となります。

一度、しっかりと病院の先生の治療をお受けしたり、カウンセラーさんにご相談して
ご相談者様の状態を把握して行うことが完治する近道であると思います。

独学より専門家へのご相談して一緒に治療してみてはいかがでしょうか。

ご相談者様のより良い未来を送られるためにご検討して頂けたらと思います。



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2014年9月22日 15時50分


お礼コメント

ご回答ありがとうございます。何ヶ月も毎日一人で本を読んだり考えたりを続けて大変だったので、努力していると理解していただいてほんとうに嬉しいです。専門家の方に相談してみようと思います。ありがとうございました。

2014年10月2日 20時31分