まず別人格の起こしたことに記憶が無いのが解離性同一性障害の特徴ですのでほぼ解離性同一性障害であることは間違いないでしょう。

残念なことに普通の心療内科のお医者さんでは、対処不可能でしょう。さらにカウンセラーとなると、臨床心理士でも難しく、対処までできる人は数人いるかどうかです。

その方法ですが、毎日話ができる環境を作らないといけません。なぜなら心が毎日揺れ動いているのが根本にあり、これを止めることで開放へと向かわせることができるからです。

あなたもしくは彼女は結婚してから治せばいいだろうと悠長には思わないでください。結婚してから同居すれば問題ばかり起きるからです。ですから結婚前に治さないといけません。

もし彼女を本当に愛しているなら治してあげてください。道のりは平坦ではありませんが、必ずきっといい結果が待っているでしょう。

ご連絡をお待ちしています。

現在のところあなたの前でだけ人格交代が行われているのでしょうか。
もしそうでしたら、あなたのお友達は解離性同一性障害ではない場合があります。
理由は解離性同一性障害では、親密な関係にある人物以外の第３者がいる場所で人格の交代が観察されることが診断基準の一つといわれているからです。
では、ほかにどのような病気の可能性があるかというと、物事にすごく過敏になって、自分と他人の区別や想像と現実の区別がつかなくなるとても苦しい状態である可能性があります。そのような場合はまずは、医療機関への受診が望ましく思われます。彼女たちの一番の苦しみは不眠などです。ですので、医療機関へつなげる場合は、彼女の睡眠状態や食欲などを伺って、その状態の悪さをサポートしないと神経的にもボロボロになってしまうかもしれないあなたを見ていて、私はつらいというメッセージを伝ってみてください。
いずれにしろ、対応を誤ると人格がどんどん細かく分裂していく可能性もありますので、かかわられるときは慎重にしてください。

ナナシさん、はじめまして。

同じ愛知県なのですが、残念ながら私には力量不足で対応できません。
知識としての参考になればと思います。

＞解離性同一性障害の人は主人格の記憶を消したり、変換したりすることは出来るのでしょうか？

ここでナナシさんが仰られている主人格がAさんご本人ということであれば、
主人格が一番何も知らない状態であるのが一般的です。
Aさん（主人格）が受け持てない事柄を、別の人格が代行して経験しています。

そして概ね全ての出来事を知っている人格が存在し、
他の人格が演じている時の出来事を眺めている感じです。

＞その人に忘れた過去のことを話したり、写真を見せたりすることは混乱を招く危険な行為なんでしょうか？

忘れたというより、他の人格が経験していることなので、彼女の身に覚えがない事を、責められていると感じている可能性があると思います。

治療の現場でよく言われるのは、人格統合という言葉です。
言うのは簡単ですが、とても技量、度量、忍耐力が必要な作業です。
それぞれの人格を満足させ、Aさん自身の心の成長が必要です。

その過程で、これまで辛い役割を担ってきた人格との格闘があったり、
自殺の意図ではない自殺行為があったりと、
個人差は当然ありますが、身近に見守っていた限りでは、壮絶でした。
（私も消されました）

『治療』としての相談先は、PTSDを得意とする機関かと思いますが、
Aさんご本人に治療の意欲があり、周囲の理解がなければ難しいです。

ナナシさん

友人の方が解離性同一性障害ということで、つらい思いをされていることと思います。本人もさることながら、周りで理解しようとして付き合っている人も、同様につらい思いをされるということで、いろいろな意味でつらい病状と思います。

簡単にいえば、多重人格ということなのですが、人はどうしてこういう障害を持つのでしょうか。それは、何の力もないただ両親に依存して生きている、幼少時に、虐待などのつらい経験をすると、はじめは一時的にこの痛みや苦しみを受けているのは、違う人間なんだと思い込み、違う人格から客観的に自分に起こる行為を眺めていたものが、繰り返されるうちに、少しの心への衝撃でも、人格を移してしまう癖がついてしまったということです。いわば、防衛機制の一つですが、つらい思いを受けた時、人はそれが自身で受け止めきれないと思うと、さまざまな防衛機制をかけて自分を守ろうとします。しかしそれは偽りの対処法ともいえ、自分に充分に力が具えられた時には、解消されるべきものでもあります。また必ず解消できるものでもあります。

いたずらに、過去の記憶を浮かび上がらせるのではなく、自分から、この人格になっているときには何が起こっているのかを知り、自分の心の中を見つめ直す作業が必要になります。

友人とか、知り合いの人間が出来ないこともないのですが、訓練を受けていない人がやると、却って混乱をきたしたり、本人の病状を悪化させることも（人格を増やす）考えられますので、カウンセラー、若しくは精神科の医師できちんと投薬だけでなく話を聞いてくれる人に相談された方がいいと思います。

心の障害度は、見えている症状に比べて軽いのが普通ですので、もし相談に乗ってあげられるのであれば見守ってあげてください。

必ず幸せになれます。